【バンコク/2025年7月16日】アジア太平洋地域の観光業界で優れた取り組みを表彰する「PATAゴールドアワード2025」において、タイの観光関連機関が高い評価を受けました。持続可能な観光地域開発公社(DASTA)とタイ国政府観光庁(TAT)が、サステナビリティおよびマーケティング分野で複数の賞を受賞しています。
DASTAは、地域文化の保全と地域経済の活性化を目指した「バーン・ナートンチャン・ホームステイ・コミュニティ・エンタープライズ」プロジェクトにより、「サステナビリティ&社会的責任部門 グランプリ」を受賞しました。この取り組みは、地域に根ざした持続可能な観光の成功例として注目されています。
さらにDASTAは、気候変動対策、インクルーシブ・ツーリズム、女性と若者のエンパワーメント、観光地の回復力強化などの分野での活動により、同部門で5つのゴールドアワードも獲得しました。これにより、地域社会とともに歩むタイの観光施策が国際的に認められた形となりました。
一方、TATはマーケティング部門で2つのゴールドアワードを受賞しました。
ひとつは「Love Season(ラブシーズン)」キャンペーンが、統合型デジタルマーケティング(デスティネーション)部門 最優秀賞に選ばれました。感情に訴えるストーリーテリングと戦略的なデジタル展開が評価されたものです。
もうひとつは、「The Hidden Romance of Sam Roi Yot(サームローイヨートの秘めたロマンス)」という作品が、最優秀トラベルフォト賞に輝きました。
TATのターパニー・キアットパイブーン総裁は、「PATAから再び評価をいただけたことを大変光栄に思います。私たちのチームが旅行者の心に響くキャンペーンを届けようと日々努力している成果が認められたと感じています。DASTAの皆さまの素晴らしい取り組みにも、心よりお祝いを申し上げます」と述べました。
今回の受賞は、「Travel + Leisure World’s Best Awards 2025」など、タイが最近受けた国際的な評価に続くものであり、タイの観光施策や取り組みが世界的に注目されていることを示しています。
なお、授賞式は2025年8月27日、バンコクで開催される「PATAトラベルマート2025」の期間中に行われる予定です。受賞プロジェクトは同イベント内で展示され、アジア太平洋地域の関係者に広く紹介されます。
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