photo credit : www.saab.com
バンコクのスウェーデン大使館は2025年8月1日、公式Facebookページを通じて、スウェーデンがグリペン戦闘機のタイへの追加販売を中止したとの報道について、現時点でそのような決定は一切行われていないと否定しました。
スウェーデン大使館は、「現在、タイ空軍によるグリペン購入に関する多くの噂が広まっているが、販売停止の決定は行われていない」と投稿。誤った情報が拡散していることを受け、事実関係を明らかにする内容となっています。
今回の件は、カンボジアの英字紙『プノンペン・ポスト』が「タイ空軍のカンボジア国境空爆を受けて、スウェーデンがグリペン戦闘機の追加販売を凍結した」と報じたことが発端です。これに対し、タイ空軍およびタイ政府は報道内容を否定しています。
タイ政府報道官は、「これはカンボジア側メディアによる日常的な虚偽報道であり、信じたり拡散したりすべきではありません」と述べました。タイ政府は、正確な情報は公的機関の発信から得るよう、国民に呼びかけています。
グリペン(JAS 39 Gripen)は、スウェーデンのSAAB(サーブ)社が開発した多目的戦闘機です。軽量で高い機動性を備え、戦闘・攻撃・偵察などの任務を1機でこなすマルチロール機として知られています。短距離滑走路や仮設基地での運用が可能で、整備性とコストパフォーマンスに優れていることも特徴です。
■Sweden denies suspending sales of Gripen fighter jets to Thailand|Bangkok Post
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