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「命は、一つしかない。争いには、明日がない」ミャンマー

2021年5月、日本人フリージャーナリスト北角裕樹さんが、ミャンマー国軍から解放され、日本に帰国した。これは、同じ日本人だから喜ばしいのではない。一つの命が、今も存在するからの喜びだ。
私は英雄になりたくない。
私は殉教者になりたくない。
私は弱い人間になりたくない。
私は馬鹿にもなりたくない。
私は不正を支援する人になりたくない。
もし私に残された時間が1分なら、
その時間は私の良心が滑らかであることを望む。

この詩は、ミャンマーの詩人が、クーデター発生の2週間後に書いた。この詩を詠んだ45歳の詩人は、2021年5月9日に、心臓を含む臓器が取り除かれた遺体として、遺族のもとに帰ってきた。

彼は、ミャンマー市民の頭を照準射撃する軍部を批判して「革命は心臓である」という詩を書いている。だからなのか…。
「心臓に問題(疾患)があった」と、遺体を渡す医療スタッフが語ったそうだ。彼は、前日の8日に逮捕され、そこから100キロもはなれた地域の病院で発見された。その時、心臓だけでなくすべての内臓が取り払われた姿になっていた。

詩人と呼ばれていても、詩を詠みそれを販売するだけで詩人は生活費を賄えるわけではない。商業ジャーナリストとは違う。それでも、そんな小さな声までも否定する、文化までも否定するミャンマー国軍の兵士たちにも、また、心臓は一つづつある。【編集:fa】
【日時】2021年05月18日
【提供】Global News Asia
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