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韓国で新型コロナウイルスの感染者が急増し、首都圏の防疫が強化される。
夜に3人以上の集まりが禁止される4段階措置が適用される。
政府は9日午前、政府ソウル庁舎で、キム・ブギョム首相主宰で中央災難(災害)安全対策本部(中対本)会議を開き、このような首都圏に対する「社会的距離の確保」調整案を確定した。キム首相は「首都圏の距離確保4段階を適用することに決定した」とし「私的集まりなどはきょうからも控えてほしい。ワクチン接種を終えた方々に対する防疫緩和措置も留保する」と述べた。
4段階措置は12日から25日までの2週間施行される。
4段階に引き上げられれば、午後6時以降は2人まで集まることができる。
3人以上の私的集まりが禁止される。
クラブやハンティング居酒屋(ナンパを目的とした居酒屋)、エモパブ(酒を飲み、クラブのようにダンスを踊ることができる居酒屋だが、食品衛生法上のナイトライフではなく一般的な飲食店に分類される)は集合禁止命令が下され運営できない。
食堂やカフェなどの営業時間は夜10時の制限が維持される。
カラオケ店やスポーツジムなど各種施設も夜10時の制限が続く。
公共機関や企業の場合、在宅勤務を勧告し、説明会や記念式などの行事は禁止される。
スポーツ競技などは無観客で行われることになる。
1人デモ以外の集会や行事は全面禁止され、結婚式や葬式には親族だけが参加できるようになる。
これは新型コロナウイルスの感染拡大を考慮したものだ。
8日0時基準、新型コロナウイルスの新規感染者は1275人と歴代最多を記録。
首都圏だけで994人の感染が確認され、ソウルの感染者は545人に達した。
防疫当局は現在のレベルの流行が続く場合、今月末に1400人、さらに悪化すれば2140人まで感染者が増えるものと推定した。
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