爆サイ.com 山陽版

🏃🏾 スポーツニュース



NO.5399804
41歳・大家友和がナックルボーラーとしてメジャー再挑戦!

メジャーリーグ6球団を渡り歩いて挙げた勝ち星は通算51勝。

この日本人メジャーリーガー歴代5位の成績を残したのが大家友和だ。

3月18日に41歳の誕生日を迎える大家は、2009年以来となるメジャーリーグのマウンドを目指して渡米した。

■日米の球団を渡り歩いた男が出合ったナックルボール

大家は京都成章から1993年秋のドラフト3位で横浜入り。

1年目の4月に早くも1軍初勝利を挙げたものの、1998年までの5年間でそれが唯一の勝利となった。

その後、メジャー挑戦を球団に直訴し、了承を得て自由契約に。

そこからレッドソックスのマイナー契約からメジャー昇格を果たした。

さらにエクスポズ、ナショナルズ、ブリュワーズ、ブルージェイズ、インディアンズと渡り歩いてトータル202試合に登板。

冒頭でも触れたように51勝(68敗)を挙げた。

その後は、横浜に復帰。

2010年は7勝を挙げたが、2011年は未勝利に終わり自由契約に。

ここで転機が訪れる。

この年の秋に肩の手術をした影響もあって、思うように投げられなかったが、そこで「試しに投げたらうまくいった」とナックルボールと出合う。

本格的なナックルボーラーへの転身を決意したのだった。

■オリオールズとマイナー契約へ

横浜退団後、大家は居場所を求めて日米の独立リーグを回る。

昨年はBCリーグの福島ホープスでプレー。

磨き上げてきたナックルボールを武器に7勝4敗と結果を残した。

自信をつけた大家は、昨年秋にアメリカでテストを受け、オリオールズ関係者の目に留まる。

マイナー契約ではあるが、アメリカで再挑戦する資格を得たのだ。

年末年始は地元の京都で自主トレを行い、2月に渡米し、マイナーのキャンプに参加。

ブルペンだけでなく、2月末には打撃練習にも登板するなど、調子を上げている。

■メジャーには42歳のナックルボーラーがいる

メジャーには、2012年のサイ・ヤング賞を獲得したR.A.ディッキー(ブレーブス)、2016年は13勝を挙げたスティーブン・ライト(レッドソックス)といったナックルボールを決め球にしている現役投手がいる。

ライトは32歳だが、ディッキーは42歳で、日本風に言えば大家よりも学年がひとつ上だ。

ナックルボールの球速は、通常のストレートよりもかなり遅く、ディッキーでも120キロ程度。

それでも無回転で不規則に変化するため、バッターは芯でとらえるのが難しい。

大家は110キロ程度で、ここからさらに球速を上げられるかもポイントとなる。

2014年にも、大家はブルージェイズのスプリングキャンプに招待選手として参加したが、開幕を待たずに解雇されている。

日米で多くの球団を渡り歩いたベテラン右腕が、ナックルボールというファイナルウェポンを身につけ、カムバックできるかどうか。

かの地での登録名「TomoOhka」がメジャーのスタジアムでコールされれば、これほどの快挙はない。

(※写真は2011年、横浜時代のもの)
【日時】2017年03月06日 16:05
【提供】デイリーニュースオンライン

本サイトに掲載されている記事の著作権は提供元企業等に帰属します。