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消防士がアルバイトでAVに出演——。
愛知県でこんなことが発覚した。
半田市など4市町でつくる消防本部に勤務する25歳の男性で、2012年3月ごろ、名古屋市で見知らぬ男から勧誘のチラシを受け取ったのがきっかけだった。
AV男優は全国に300人とも500人ともいわれる。
そのうちギャラが3万〜5万円で女優との本番を任される一流は30人ちょい。
残りの多くが女優の顔に精液をぶっかける“汁男優”だ。
「汁男優はフリーターのほか、会社員や自営業者のアルバイトがほとんどです。彼らはAVが好きで、女優の裸に精液をかけることに憧れて、制作会社の募集に応募。一現場で3000〜5000円にしかなりませんが、それでも満足です。20〜50代と年齢幅が広く、公務員みたいなお堅い職業の人が多いのにビックリさせられます。汁男優のバイトがバレにくいのはAVのユーザーがろくに男優の顔を見ていないから。少し前の話ですが、筑波学園都市の研究員が変態ビデオの常連だったこともあります」(あるベテラン男優)
大学時代にAV男優を始め、サラリーマンのかたわら20年以上続けているベテランもいる。
あるロックバンドのメンバーは無名時代、男優をしていたことで有名だ。
「女優の顔に1回かけて1000円という歩合制の現場もあります。1回射精するごとにスタッフから渡された輪ゴムを手首に巻き、撮影後に本数分の1000円札をもらう。バーのマスターをしている人はAV男優を売りにして客を呼んでいます。僕は“仕事は警官”という人に会ったこともあります」(AVライターの梶山カズオ氏)
女優も男優もアルバイト感覚。
AV界は何でもありだ。
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