タイでは、街で電子タバコ（VAPE）のデバイスやリキッドが販売されていることを見かけることがあります。また街で電子タバコを使用してる人を度々見かけますが、それらは違法です。違反者には法的措置が取られます。
そんな中、Action on Smoking and Health Foundation Thailand：ASH THAILANDは、電子タバコが女子の間で人気を集めていることに懸念を示しています。
東北部の20県から集まった約200人のボランティアが、若者をタバコや電子タバコから遠ざけることを目的とした「Northeasterners Against E-cigarettes」キャンペーンに賛同する声を上げています。タイの東北部は、南部に次いで喫煙者の割合が高い地域です。
2021年の統計によると、15歳以上のタイ人の約990万人（17.4％）が喫煙しています。特に違法な電子タバコの使用は増加傾向にあり、現在約8万人のタイ人が使用しています。そのうちの半数以上が日常的に電子タバコを使用しています。
ASH THAILANDの代表であるPrakit Vathesatogkit博士は、電子タバコの心地よい香り、手頃な価格、薬物を含まないという考えから、電子タバコを使用する女子が増加していることに懸念を示しました。
博士は、法の施行や抑制策と並行して、電子タバコの害について意識を高めることを推奨しました。また、生徒の意識を高めるために、学校の薬物教育カリキュラムに電子タバコを取り入れることも提案しました。
