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ブルガリア人の男を逮捕、ATM内部に不正機器を設置し13台に被害

タイ警察サイバー犯罪捜査局(CCIB)は2025年5月27日、国内のATMに不正機器を設置していたとして、ブルガリア国籍の50歳の男を逮捕したと発表しました。男は13台のATMに対して同様の行為を行っていたとみられています。



事件が発覚したのは2024年3月。国内の金融機関から「ATMに不審な改造の形跡がある」と警察に通報が寄せられました。犯人はマスターキーでATMを開け、内部のデータ通信ケーブルを独自のものにすり替えていたとされます。

通報を受けた警察は、防犯カメラ映像を解析し、犯人がレンタカーを利用していたことを突き止めました。その後、車両を貸し出した会社から借主の情報を得て、犯人の行動を追跡。不正な通信ケーブルをATMに接続していた証拠をつかみました。

問題のケーブルは、SIMカードを内蔵しており、インターネット回線を通じてウイルスなどを送信可能な構造になっていました。これによりATMの正常な作動を妨げ、内部の資金を狙ったとみられています。捜査当局は「経済安全保障に対する深刻な脅威」としています。

裁判所からの捜索令状を得た警察は5月27日、ノンタブリー県パーククレット地区の高級住宅地にある住宅を捜索し、容疑者を発見・逮捕。現場からは盗まれた通信ケーブルや関連する電子機器が押収されました。

容疑者には、以下の容疑がかけられています:

ATM内部への不正侵入と窃盗(夜間の犯行、車両使用)
他人のコンピューター情報への不正アクセス
コンピューターシステムの妨害および破壊
銀行の公共インフラへの不正干渉

容疑者は取り調べに対し、すべての容疑を否認しています。警察は引き続き共犯者の特定および背後関係の解明を進めています。

 

【日時】2025年05月29日 08:55
【提供】タイランドハイパーリンクス

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