
ポルトガルの海岸に、ロール状の雲が現れ、津波のように押し寄せる様子が撮影された。
多くの海水浴客らが驚く
この雲が現れたのは6月29日、場所はポルトガル沿岸の複数のビーチとされている。
その日の午後、ビーチにいた多くの海水浴客らは、ロール雲が「津波」のように押し寄せる光景を目撃し、驚いたという。
またその時の動画もSNSで共有され、この現象について複数の大手メディアも取り上げた。その様子がこちら。
稀な気象現象
euro newsによれば、ロール雲は温度差のある気団と海風の相互作用によって形成される、稀な気象現象だという。
雲は管(チューブ)のような形をし、水平方向に移動するが、津波とは全く関係はない。しかしポルトガルのビーチにいた人々は、雲が迫ってきた時に風が強まったため、驚いたそうだ。
ポルトガル本土は現在、西ヨーロッパの大部分に影響を与えている熱波に直面しており、気温が42℃に達したという。
またスペインを含むイベリア半島の一部地域やギリシャ、フランスでも気温が42℃に達しているそうだ。
この熱波により、ポルトガルでは突発的なにわか雨や激しい雷雨、雹など、様々な不安定な気象現象が発生したという。
さらにポルトガルでは今週を通して気温が上昇し続けているため、大規模な森林火災への懸念が高まっている。(了)