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ベトナムへの外国直接投資(FDI)が再び活発化している。世界的なサプライチェーンの再編が進む中、ベトナムは安定した政治・経済環境や豊富な労働力を背景に、グローバル企業の新たな生産拠点としての地位を強めている。
2025年上半期、FDIの新規・追加投資・株式取得を含めた外国直接投資総額は215.2億USDに達し、前年比32.6%増と2009年以来の最高水準を記録した。
7月11日、コカ・コーラ・ベトナムは南部ロンアン省に新たな生産工場を建設した。総投資額は1億3,600万USD、年間10億リットルの製造能力を誇り、同社のベトナム国内最大規模工場となる。
コカ・コーラ・ベトナムのCEOミリー・チェン氏は、「ベトナム市場の成長性を確信しており、長期的投資にコミットしている」と述べた。
このプロジェクトは、英系大手コングロマリット「スワイヤー・パシフィック」による東南アジア戦略の一環であり、同社はすでにカンボジアにも展開している。現在、コカ・コーラ・ベトナムはホーチミン市、ダナン市、ハノイ市に計3工場を保有しており、約4,000人の直接・間接雇用を創出している。
2024年のEBITDA(利払い前・税引き前・減価償却前利益)は、ベトナムおよびカンボジア市場で13.2%を達成しており、同社にとって極めて魅力的な利益率となっている。
ベトナム中部ビンディン省では、スウェーデンのSYRE社による再生ポリエステル工場プロジェクトが進行中だ。総投資額は10億USD、年15~25万トンの生産能力を持ち、繊維・縫製分野での「グリーントランスフォーメーション(GX)」に貢献する見通しだ。
政府は、2025年のFDI誘致目標として実行額を270~280億USD、登録額は380~400億USDに設定しており、コカ・コーラ・ベトナムやSYREといったグローバル企業の新規・拡張投資はそのけん引役となっている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。ベトナム進出支援LAI VIEN
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