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日本がインターネットの通信速度と距離で、世界記録を更新

日本が世界で初めて、標準外形の光ファイバで、長距離及び速い通信速度を達成したのをご存じだろうか。

標準の光ファイバで世界記録更新

この実験に成功したのは、国立研究開発法人・情報通信研究機構(NICT)と、住友電気工業株式会社だ。

彼らは標準外形(0.125mm)の19コア光ファイバを使い、毎秒1.02ペタビットの速さで、1808km離れた場所への伝送に成功したという。

この距離は札幌から福岡間に相当し、伝送能力の一般的な指標である「伝送容量と距離の積」に換算すると、1.86エクサビット/秒・kmとなり、標準外径の光ファイバにおける世界記録の更新になるそうだ。

長距離大容量伝送を実現

そもそも標準外径の19コア光ファイバでは、これまでに毎秒1ペタビットを超える伝送容量が実証されてきたが、1000kmを超える長距離の伝送までは実証されていなかったという。

しかし今回、複数の波長帯で損失低減を実現した標準外径の19コア光ファイバと、その光ファイバに対応した光増幅中継機能を開発できたことで、長距離大容量伝送の世界記録を達成したそうだ。

今回開発した技術は、通信需要が高まる将来において、光通信インフラの通信容量拡大と長距離化の両面で大きく貢献すると期待されている。

今回の研究論文は、アメリカ・サンフランシスコで開催された第48回光ファイバ通信国際会議(OFC 2025)にて非常に高い評価を得て、最優秀ホットトピック論文(Postdeadline Paper)として採択され、現地時間2025年4月3日に発表されたという。(了)

【日時】2025年07月16日 11:45
【提供】Switch News

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