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ホーチミン市警察経済犯罪課(第6班)は7月31日、ホーチミン市1区ブイビエン通りのバーAn Kim S Lounge(通称S Pub)において、違法に笑気ガス(N₂O)を販売し、巨額の不正利益を得ていた事件で、8人の関係者を逮捕・起訴したと発表した。
この店舗は「An Kim S Lounge」の名義で、フイン・ヴァン・ルック容疑者(20歳、アンザン省出身)が営業許可を取得。飲食と音楽を提供するバーとして営業していたが、2024年9月からは経営難を理由に違法な笑気ガスの販売に転換したとされる。
笑気ガス入りの風船(いわゆる“バルーン”)を客に提供し、酒や音楽と組み合わせて一時的な多幸感を演出していた。販売はカクテルメニューに偽装され、請求書には「Cocktail BL」や「Combo Cocktail BL」と記載されていた。
警察の調査によれば、バー内部では業務を細分化し、ガスの充填、風船の提供、接客、売上管理などをそれぞれ分担する体制が整えられていた。使用も店内のテーブルで公然と行われていたという。
7月11日にベンタン地区の警察が行った抜き打ちの行政検査では、複数のN₂Oボンベ、ゴム風船、専用の注入器具などが押収された。
警察によると、この違法営業は2024年9月から発覚まで継続され、最終的な売上高は数千億ドン(数億~数十億円規模)にのぼると推定されている。
今回逮捕された8人の中には、16歳の未成年女性も含まれており、詳細な事情は今後の捜査で明らかにされる見通しだ。
警察は現在も関係者の特定と全容解明に向けて捜査を継続している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。ベトナム進出支援LAI VIEN
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