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アルコールを口にすると、つい気持ちが大きくなって普段であれば言わないことを言ってしまうこともあるだろう。上司に対して、その場の空気が凍りつくような暴言を吐いてしまった人もいるのではないだろうか。では、酒席での失態は、一体どこまで許されるのだろうか。まこと法律事務所の北村真一さんに話を聞いた。
ー酔った上での暴言、法的な問題になる可能性は?
酔った上での上司への暴言や悪口が、ただちに名誉毀損罪や侮辱罪といった刑事罰に問われる可能性は低いと考えます。ただし、発言の内容が会社の社会的評価を低下させるような内容であったり、社内の秩序や士気を著しく乱したりする場合には、法的な問題に発展する余地があります。
例えば、取引先など社外の人間がいる場で会社の機密情報を漏洩し...
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