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卯年を前に月のウサギ「玉兎2号」からの写真集が公開 中国

卯年の春節(旧正月)を目前に控えて、中国月探査プロジェクトの月面探査車「玉兎2号」による最新の写真集が公開されました。玉兎2号は現在、着陸地点の北北西、直線距離で約800メートルほどの位置にあります。探査車と搭載設備の状態はすべて正常だということです。春節期間中も玉兎2号は活動を続けます。

月探査プロジェクト第3期副チーフデザイナーの李春来氏は、送られてきた写真の科学的価値について紹介し、車輪のわだちが写っている写真について、「月にある山は、宇宙の風化や太陽風にさらされ続けているため、斜面は比較的滑らかになっている。そのため、わだちの形状から岩盤構造の特性を分析できる」と説明しました。


玉兎2号が撮影した車輪の跡の写真

また、写真に写っているクレーターについては、「科学者が最も好きな月の地形の一つで、衝突クレーターでは月の深部の物質を掘り出し、風化する前の状態の岩石を分析できる」と話しました。クレーターの縁付近に粒状の突起した石がある場合は、そのクレーターはまだ完全に風化しておらず、比較的新しくできたものと判断できるのだということです。


玉兎2号が撮影したクレーターの突起

科学者たちは、このように写真から得た情報をもとにして、次の任務を玉兎2号に指示しています。なお、中国の月探査プロジェクト第4期は現在、着実に推進されており、打ち上げを控える月探査機の嫦娥6号、嫦娥7号、嫦娥8号は、いずれも開発・準備作業が進展中です。(提供/CRI)


月で活動中の玉兎2号

【日時】2023年01月21日 22:20
【提供】レコードチャイナ
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