
アフリカ北部のアルジェリアで、サッカーのスタジアムの観客席から人々が落下し、死亡または負傷した。
リーグ優勝を喜んだファン
この事故が起きたのは6月21日、場所はアルジェリアの首都・アルジェにある「7月5日スタジアム」とされている。
その日は、地元サッカーチーム「MCアルジェ」と「NCマグラ」が試合を行っており、結局「0‐0」の引き分けに終わったが、ホイッスルが鳴った時には「MCアルジェ」のリーグ優勝が確定した
そして、2階席にいたファンたちが優勝を喜んで押し寄せ、セキュリティバリアが崩壊し、多くの観客が下の席に落下した。
3人が死亡、70人以上が負傷
アルジェリアの保健省によれば、この事故で3人が落下して死亡、また70人以上が負傷し、3つの病院で治療を受けたという。
現在、負傷者の大半は退院したとされるが、当時「MCアルジェ」の選手とスタッフは、負傷者へ献血するために病院を訪れたそうだ。
またこの事故の悲劇を受け、スタジアムでのリーグ優勝トロフィーの授与式は延期された。
「MCアルジェ」は昨年も優勝しており、今回優勝が決まった試合にも多くの観客が訪れ、スタジアムは満員だったという。(了)