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メコン地域6か国が持続可能な観光推進で連携強化へ

2025年の「メコン観光フォーラム」がラオス・ルアンパバーンで開催され、大メコン圏(GMS)における「観光戦略2030」の最終草案が発表されました。持続可能な観光の推進、地域協力の強化、新興観光地の開発などを柱とする包括的な戦略です。2025年7月2日にタイ政府メディアNNTが伝えています。



この戦略は、カンボジア、中国、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムの観光当局で構成される「GMS観光作業部会」により策定され、メコン観光調整事務局およびGMS経済協力プログラムの技術支援を受けながら、観光や関連分野の幅広い関係者との協議を経てまとめられました。

戦略の主な内容には、持続可能な観光地づくり、人材育成、国境を越えた連携、地域全体のマーケティングのほか、デジタル技術の活用、環境への責任、包摂的な参加、民間企業との連携といった横断的なテーマも盛り込まれています。

「United Journey – Stronger Together(ひとつの旅路、より強くともに)」をテーマに開催された今回のフォーラムには、20か国・92団体から計230人以上の代表者が参加。政府関係者、企業、NPO、国際機関、メディアなど多様な分野の参加者が、観光回復と地域連携について意見を交わしました。

観光はGMS地域の主要な経済エンジンのひとつとされ、2024年の外国人旅行者数は6,900万人を超え、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準に近づいています。また、2023年の域内観光(GMS各国間の旅行)は約950万件に達しました。世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)は、2030年には同地域の観光関連経済が年間2,000億米ドル規模に成長すると予測しています。

 

【日時】2025年07月02日 22:49
【提供】タイランドハイパーリンクス

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