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映画『スーパーマン』が、今週末の興行収入トップに浮上

ジェームズ・ガン監督の『スーパーマン』が、今週末の興行収入トップに躍り出た。

世界での興行収入は約320億円

7月11日に公開された映画『スーパーマン』は、今週末、アメリカとカナダで1億2200万ドル(約180億円)という好成績を収めた。

また世界全体では『スーパーマン』の興行収入は、2億1700万ドル(約320億円)に達したという。

『スーパーマン』は批評家からのレビューも概ね好評で、映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では82%の支持率を獲得。観客からも好評で、「CinemaScore」では「A-」という評価となった。

もっともアナリストは、『スーパーマン』の初週末の興行成績を1億3000万ドルと予測していたため、その予想を下回ったが、これは『ジュラシック・ワールド/リバース』や『F1 ザ・ムービー』といったヒット映画があったからだと考えられている。

「スーパーマンは移民だ」

実は、公開前に『スーパーマン』は、右派のコメンテーターから激しい批判にさらされたという。

それはガン監督がロンドン・タイムズ紙に、「スーパーマンはアメリカの物語だ。ほかの場所から来てその国で暮らす移民だ」と述べたからだ。

実際に「スーパーマン」は別の星から地球に逃れ、アメリカ人の夫妻に育てられる設定だ。そして現在、トランプ政権は、バイデン政権時に合法だった移民を、今では違法だとして数多く検挙し続けている。

その上でガン監督は、映画会社が公開した動画の中で、次のように述べた。

「私が当初から作りたかったのは、善良で優しい心を持った人物を主人公にした話でした。なぜなら私たちが住む世界は、決していいとは言えません。『優しさ』というものが最も反逆的でパンクロックだと言われる世界です。だから私が考えるスーパーマンは、とても優しく思いやりがある男です。スーパーマンには強さより、優しさが大切なのです」

今回、デヴィッド・コレンスウェットさんが演じる『スーパーマン』は、巨万の富と天才的な頭脳によりハイテク兵器を生み出す宿敵のレックス・ルーサーや、凶暴な怪獣、そしてスーパーマンをヒーローとして受け入れない市民などと、立ち向かうことになるという。

またアナリストたちは、「真実」や「正義」、そして「アメリカらしさ」を代弁する「スーパーマン」が、特にトランプ大統領による関税・貿易政策に他国が反発する中で、世界中の観客に受け入れられるのかどうか、疑問視していたという。(了)

【日時】2025年07月15日 08:05
【提供】Switch News

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