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長野と群馬にまたがる浅間山では、きょう3日までの5日間に発生した火山性地震は320回を超え、火山ガスの放出量は1日あたり3000トンと活発な火山活動が続いている。

気象庁によると、2月27日〜3月3日午後３時までの5日間に、浅間山の山頂直下を震源とする火山性地震の発生回数は計324回にのぼる。

27日と３日に行った現地調査では、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は、1日あたり最大3000トンに達し、先月21日の調査時と勢いは変わっていない。

先月25日には、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動も2回観測されており、火口から上空700メートルに立ち上る噴煙も見られた。

気象庁は、火口から約2キロ範囲では、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒するとともに、風下では火山灰や小さな噴石が風に飛ばされて遠くまで流れるおそれがあるとして、噴火警戒レベル「2」を発令している。