2017年7月20日早朝、バンコクの高架鉄道BTSスクンビット線が混雑のため、乗車する前に1時間以上かかるなど混乱した。
原因は、事故や故障ではなく乗客が多すぎたためだという。
朝8時頃、BTSスクンビット線オンヌット駅、ウドムスック駅が大混雑になっていた。
遭遇した人らは事故や故障で運行が止まっているのかと思い、それぞれにスマホでチェックしていた。
しかし、どこを探しても事故や故障(中国製車両)という投稿もアナウンスも見当たらない。
ある乗客は、SNSに投稿し「7時半から並んで、やっと乗れたのが8時半過ぎていたわ。もう信じられない。」と嘆いていた。
ほかにも「BTSはこの事態にどうして何もアナウンスしないんだ?」とキレ気味にコメントしている投稿も見られた。
今回の事態にBTSは、以下のようにタイメディアにコメントしている。
「早朝に降った雨のせいで、通常より短い時間に乗客が集中したためで、運行やサービスに落ち度はなかった。」
発展を続けるバンコクでは、近年利用者が増加し、日中でも混雑していることが多くなっているBTS。
しかし、今回の事態はちょっとしたことでインフラ的にもソフト的にも、乗客をさばききれないことが、図らずも露呈したことになった。
この事態を深刻に受け止めて、早急にハードソフト両面の拡張を検討するべきだろう。
【日時】2017年07月22日(土)
【提供】Global News Asia