90年代の二輪車業界は、カワサキとホンダ、そしてスズキの三者間で「最高速度戦争」が繰り広げられていた。 1990年発売のカワサキZZR1100は、夢の300km/hがとうとう現実のものになるのでは?と思わせたマシン。ZZ-Rは実際には290km/h前後で頭打ち。それがまた、なんとか“300km/h”の壁を超えようと世界中のスピードアタッカーたちを熱狂させました。1993年にはついにスズキはGSX-R1100悲願の水冷化を...