>>87
近い将来に大規模導入が期待出来そうなゼロエミッション系発電は、
オーストラリアの褐炭CO2貯留水素発電、高温ガス炉、浮体式風力発電ぐらいか。
太陽光発電はすでに昼間ピーク電力を超えて出力調整が必要な状況。
陸上風力は国土が狭く人口密度も高く、騒音や景観で難癖をつける神経質な
クレーマー住民が多い日本では大規模導入は困難。浅瀬も少なく、大勢に影響を
与える程の大量導入するには外洋の浮体式風力しか手立てはないが、
これはコストも嵩む。
高温ガス炉は津波や地震からのメルトダウンのリスクは大幅に低下させられるが、
ヒステリックな原発アンチを黙らせられるかは未知数。結局の所、早期に大量導入が
可能とすればCO2貯留系の火力発電か、現行原子力の再稼働しか手立てはないな。
コスト面では現行原子力10~12円/kWh、二酸化炭素貯留火力15~20円/kWh、
高温ガス炉15~25円/kWh、洋上風力20~30円/kWhって所。やはり最後はコストが
最大の問題になる。優先順位はまず現行原子力の再稼働。次に2030年頃から
二酸化炭素貯留火力、2035年から高温ガス炉、2040年から洋上風力。
こんな感じだろう。2050年カーボンニュートラルの国際公約を守って、地球環境と
人類の未来を守るという意志と、人として、日本国民としての誇りがあるならな。