王子谷剛志3連覇なるか 全日本組み合わせ発表
[2018年3月23日17時22分]
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王子谷剛志
王子谷剛志
全日本柔道連盟(全柔連)は23日、最重量級の世界選手権(9月、アゼルバイジャン)代表最終選考会を兼ねた体重無差別で争う全日本選手権(4月29日、日本武道館)の組み合わせを発表した。
男子100キロ超級で3連覇を目指す王子谷剛志(25=旭化成)とリオデジャネイロ五輪同級銀メダルの原沢久喜(25=日本中央競馬会)は決勝まで対戦しないブロックに入った。
「推薦枠」で出場する60キロ級世界王者の高藤直寿(24)は初戦の2回戦で石内裕貴と大辻康太の勝者と対戦する。同じく「推薦枠」で出場する73キロ級世界王者の橋本壮市(26=ともにパーク24)は初戦の2回戦を勝利すると、3回戦でグランドスラム・東京大会の覇者、小川雄勢(21=明大)と対戦することが濃厚となった。高藤と橋本は昨年の世界選手権を優勝したことで地区予選が免除される推薦選手として本戦に出場する。中軽量級選手は故障のリスクがある中、2人出場することは珍しい。
[匿名さん]
7歳の素根が連覇!3連敗中の朝比奈と死闘12分/柔道
4/8(日) 7:00配信
サンケイスポーツ
17歳の素根が連覇!3連敗中の朝比奈と死闘12分/柔道
17歳の素根(手前)が本命の朝比奈を破った。東京五輪の代表争いは激しさを増す (撮影・仲道裕司)
柔道・全日本選抜体重別選手権第1日(7日、福岡国際センター)世界選手権(9月、バクー)代表最終選考会。女子78キロ超級は素根輝(あきら、17)=福岡・南筑高=が昨年世界選手権2位の朝比奈沙羅(21)=パーク24=に反則勝ちし、2連覇を達成。男子73キロ級は昨年世界王者の橋本壮市(26)が、66キロ級で五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(28)とのパーク24勢同士による決勝を優勢勝ちし、2年連続3度目の頂点に立った。
女子最重量級の新旧交代を印象付けた。高校3年生の素根が昨年世界選手権銀メダルの朝比奈を破り、2連覇を決めた。
「ずっと勝てていなかった相手。直接対決で絶対に倒そうと思った」
朝比奈には一昨年から3連敗中だった。決勝では、自分より身長で12センチ、体重で28キロも上回る宿敵の組み手を徹底的に防いだ。担ぎ技や足技を駆使。最後は3つ目の指導を奪い、11分56秒の死闘を制した。
5人きょうだいの末っ子。柔道を始めた小1から抱く夢は「五輪に出場する」こと。小学時代から、父の行雄さん(56)が福岡・久留米市内にある自宅の倉庫を改造して作った柔道場で鍛錬した。
「(朝比奈を)倒さないと世界選手権も東京五輪もないと思っていた。(優勝で)少しは近づけたかな」
名前の輝(あきら)には「世界で輝いてほしい」という両親の願いが込められている。2020年の東京五輪を20歳で迎える大器が、地元の福岡で輝いた。
[匿名さん]
阿部詩「結果受け止められない」角田に一本負け
[2018年4月9日9時17分 ]
角田(右)にともえ投げ1本で敗れる阿部詩(撮影・今浪浩三)
<柔道:全日本選抜体重別選手権兼世界選手権代表最終選考会>◇最終日◇8日◇福岡国際センター
17歳のホープ阿部詩(兵庫・夙川学院高)は52キロ級準決勝で角田夏実にともえ投げで一本負けした。世界選手権の選考対象大会で3連勝していたが代表入りから後退。「まだ結果を受け止められない。苦手意識があり(ともえ投げを)受けられると思ったら甘かった。完敗です」と涙した。
世界王者の兄、一二三とのきょうだい代表を目指し「(2枠目で)もし、選ばれたら必ず世界一をとる」と声を絞り出した。
[匿名さん]
橋本壮市“みそぎ”V 不祥事発覚日に改心の丸刈り
[2018年4月8日10時7分 ]
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海老沼を破り笑顔を見せる橋本(撮影・今浪浩三)
海老沼を破り笑顔を見せる橋本(撮影・今浪浩三)
73キロ級決勝、海老沼(左)から腰車で技ありを奪う橋本(撮影・今浪浩三)
<柔道:全日本選抜体重別選手権兼世界選手権代表最終選考会>◇第1日◇7日◇福岡国際センター
男子73キロ級は世界王者の橋本壮市(26)が決勝で、66キロ級で五輪2大会連続銅メダルの海老沼匡(28=ともにパーク24)に優勢勝ちし、2年連続3度目の優勝を果たした。2月に規律違反で強化指定選手を降格。苦難を乗り越えて完全復活をアピールした。大会は9月の世界選手権(アゼルバイジャン)代表最終選考会を兼ねており、橋本は最有力候補になった。今日8日に最重量級を除く男女各6階級の代表が決まる。
勝利で恩返しした。橋本は同じ所属の海老沼との対決で序盤から得意の組み手争いで優位に立った。試合開始1分46秒、逆技の腰車で技ありを奪い、優勢勝ち。「柔道界全体に迷惑をかけて、勝って恩返しするしかなかった。ホッとしている」と胸をなで下ろした。
2月に国立スポーツ科学センターの宿泊施設へ夜間に無断で知人を招き入れたとして、強化指定Bに降格など6項目の処分を受けた。問題が発覚した日にバリカンを購入して高校生以来の6ミリの丸刈りにした。小学生の柔道教室に週1回参加して改心。「子どもたちによい手本となる柔道家になりたい」と話した。
学生時代は手を骨折しても試合に強行出場した、逆境に強い性格。決勝では五輪王者、大野将平との対決が実現せず「20年東京五輪につなげるためにも次は大野に勝って優勝したい」と、同級生ライバルへ闘志を燃やした。
[匿名さん]