>>372
ソーク研究所の論文はSARS-CoV-2のS蛋白が血管内壁を損傷させるというもの。
本論文を根拠に、mRNAワクチンのS蛋白もまた血管内壁を損傷させ、血栓症等の疾患を引き起こすのではないかとする推測が拡散した。
AFPもファクトチェックで誤認と判定している。
本論文にあるSARS-CoV-2のS蛋白とmRNAワクチンのS蛋白は下記①〜④で異なる為、本論文を根拠にワクチンを有害とすることは間違いである。
①ワクチンのS蛋白は、接種後一時的に筋肉細胞の表面に発現するだけで、SARS-CoV-2のように体内を巡り血管を傷つけることはない。
(Universität Leipzig :Annette Beck-Sickinger)
②ワクチンのS蛋白は、接種後48〜72H程度で免疫に中和され排出される。SARS-CoV-2のように2週間もかけて全身に広がるものではない。
③ワクチンのS蛋白は、感染者体内のSARS-CoV-2のS蛋白に比べ100万分の1程度の微量である。
(Max-Planck-Institute :Peter Murray)
④ワクチンのS蛋白は、免疫獲得のみを目的とする擬似体なので、SARS-CoV-2のS蛋白と完全に同一ではない。特にモデナ社のワクチンは有害性を取り除いたS蛋白の一部しか生成しない