上五島石油備蓄基地で原油の流出など想定し防災訓練
11月25日 17時20分
国内の石油消費量の7日分の原油を備蓄している新上五島町の国家石油備蓄基地で、原油の流出や火災を想定した防災訓練が行われました。
新上五島町にある「上五島国家石油備蓄基地」は、5隻の貯蔵船に国内の石油消費量のほぼ7日分にあたる342万キロリットルの原油を備蓄しています。
25日に開かれた訓練には、地元の海上保安署や警察など6つの機関からおよそ140人と、油回収船など5隻が参加しました。
基地の桟橋に原油を積んだタンカーが衝突して油が海に流出したという想定で行われた訓練では、桟橋の周辺で流出した原油が広がらないよう、オイルフェンスが2重3重に張り巡らされました。
そのうえで、基地の職員がオイルフェンスの中の原油を回収するため特殊な機械を使いました。
また、海に転落した作業員を救助する訓練に取り組んだり、船舶の火災に備えて消火のための一斉放水を行ったりしました。
石油備蓄基地で事故が発生すれば大惨事につながるおそれがあるため、参加者は真剣な表情で訓練に取り組んでいました。
五島海上保安署の岩永洋署長は「訓練を通じて各機関の連携や必要な資材の取り扱いの手順を確認してもらうとともに、事故に対する住民の不安が大きいと思うので、訓練を見てもらって安心安全につながればと思います」と話していました。
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[匿名さん]
一時停止してる🚕が出るのを待って入る🚕の運転手いらだつわ〰️
[匿名さん]