>>282
>大日如来の化身
参考になったと思しきインド神話の神々が元々そういうものだからです。
シヴァとかインドラとか、化身が無数にいるんですよ。
ならそれが元になった大日如来にも、化身が多くいるのは当然というわけです。
我々現代の日本人には理解しにくいのかもしれませんが、チベットやインドの民衆には、むしろこの方が理解しやすかったんじゃないかと考えられます。
この辺は地域と時代の価値観の違いですね。
>空海が水銀中毒者で同性愛者
つまり、あなたは差別主義者ということでしょうか?
水銀中毒患者も同性愛者も、現代でも差別対象として不適切と言われています。
同性愛者は最近何かと話題に上るようになりましたし、水銀中毒患者は、結構最近まで大量に存在したと言われているんです。
それと、書の達人と言われた空海が水銀中毒って、自分であり得ないことを言っていることに気付かないんでしょうか?
>>281
何をもって善人とするか、悪人とするかについて、結局は悪魔の証明から始める話になってしまうんですよね。
空海自身がどう考えていたのかというのが最も重要なわけですが、本当に悪人なら馬鹿正直に後世に「自分は悪人です」なんて書くわけがありません。
歴史書を改竄して自分を聖人に仕立てようとした中国の皇帝の話もありますしね。
なので、善悪で当時の人間を判断するのは、私はナンセンスだと思っています。
それに、善悪の価値観なんて時代や権力者の都合で簡単に引っ繰り返りますから。
今の価値観が絶対ではない以上、今の価値観で古い人間の善悪を判断することに意味があるとは、私には思えないんですよ。
今から考えれば悪魔の所業でも、当時の人々が生き抜くには必要だった、なんてことも世界には山ほどあります。