国内販売5位の日産が突然2位に浮上した真相とは!? そのワケはコロナ禍によるライバルメーカーの生産台数減少にあった
MōTA / 2021年10月12日 18時10分
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日産 新型NOTE AUTECH CROSSOVER(ノート オーテック クロスオーバー)[2021年10月7日(木)発表] [Photo:和田 清志]
新車市場の勢力図が再び大きく変わるかもしれない。そう、2021年9月の実績を見ると、日産が第2位に急浮上したのだ。前月が5位であったために見逃すわけにはいかない事態である。だが、じつは日産の販売台数が飛躍的に伸びたわけではなく、各社ともに販売台数は減少しているというのも事実である。いま、日本の新車市場には一体何が起こっているのか!?
日産 新型NOTE AUTECH CROSSOVER(ノート オーテック クロスオーバー)[2021年10月7日(木)発表] [Photo:和田 清志]
10年ぶりに日産が販売ラインキング2位に急浮上
2021年9月にもっとも売れたのはトヨタ ヤリスシリーズだ。なかでもコンパクトSUVのヤリスクロスが牽引している
日産の国内販売順位は、2007年頃まではトヨタに次ぐ2位だった。ところがその後に急降下を開始し2010年以降は、ほぼ一貫して5位だ。
直近の乗用車メーカーの国内販売ランキング順位は、1位:トヨタ、2位:スズキ、3位:ホンダ、4位:ダイハツ、5位:日産、6位:マツダ、7位:スバル、8位:三菱というもの。2021年度上半期(2021年4〜9月)の累計も、上記の順位であった。
セレナやルークスが好調! ほかのモデルも追従か!?
軽自動車においては、これまでN-BOXとスペーシア、そしてタントの3大巨頭が上位に君臨していた。ところが2021年9月においては2位にルークスが躍り出たのだ