県・市が10億円あまり支援
電子部品の製造メーカー・出雲村田製作所が、県と出雲市と工場の増設についての覚書を交わしました。
操業後3年間で新たに200人の雇用を計画しています。
8日午後、島根県庁で開かれた調印式には、出雲村田製作所の谷口育男社長、島根県の丸山知事、出雲市の飯塚市長などが出席し、覚書を交わしました。
出雲村田製作所は、スマートフォンやパソコンなどに使われる電子部品・セラミックコンデンサなどを製造していて、今後も製品の需要拡大が見込まれることから、出雲市斐川町の斐川中央工業団地内にある工場の隣接地に新たな工場を建設する計画です。
新工場は鉄骨造り10階建てで延べ床面積は約7万平方メートル、総事業費は約470億円で、このうち島根県が約9億円、出雲市が約1億5100万円を助成します。
出雲村田製作所・谷口育男社長:
「創業40周年、40年の間、地域の皆さんに支えられたので、恩返しを人口減少に少しでも貢献できれば」
新工場は2026年4月操業開始予定で、操業後3年間で新たに200人の雇用を計画しています。