>>938
黙示録11で二人の証人(カトリック教会とプロテスタント教会)についてお話しましたが、そのとき携挙の後に出現する「不法の者」について触れたのをご記憶でしょうか?
二人の証人が証を終えた時、底知れぬところから昇って来る獣が 彼らと戦って勝ち、とあった その獣と同一です。
ちなみにこの二匹の獣(海からの獣と地から現れた獣)は、これまで多くの黙示録解釈によって大抵は次のように言われきました。
「最初に海から現れる第一の獣が 終わりの時に出ると預言されている『不法の者』であり、六百六十六であり、大患難において三年半活動する。その後に地から現れる第二の獣は この『不法の者』をサポートする『偽預言者』である。」と…
しかしですね、5節において、第一の獣は 「四十二ヵ月のあいだ活動する」と書かれています。四十二ヵ月とは実は 文字通りの三年半ではなく 紀元後の新約時代全体のことだと以前説明いたしました。つまり、2000年を超えます! 従って、これはひとりの人間のことではあり得ないのです。これまでの聖書解釈 特に黙示録解釈が根本的に覆ってしまいました! 実は黙示録解釈ではほぼ定説、常識とされてきた「第一の獣」は「不法の者」ではないのです。そうではなくて、第二の獣の方が そいつなのです。
つまり、
第二の獣(地から現れた獣)= 終わりの時の「不法の者」=六百六十六 = 携挙(最初の144000人の初穂)の三ヶ月後に出現
ということになります。では第一の獣は「不法の者」ではないのか?それがですね、第一の方も 「不法の者」なのです。
なにそれ、どういうこと?
実はですね、聖書の言う、「不法の者」「反キリスト」というのは、いかなる意味においても、一人の人物のことではないのです。
第二テサロニケ2:7
第一ヨハネ2:18
つまり、新約時代のはじめ 使徒たちが生存していた頃にはすでに、不法の力 反キリストというものは存在したのです。
(続く)