👤 オリジナルなりきり

ここはオリキャラだよな…

うん、オリキャラだよあっ、入る人はプロフィール｛キャラ｝
書いてね

矢野姫香｛やのひめか｝
性別；おんな
姿：さいどでひとつ結び、とにかくはで

名前　水谷　瑠衣[みずたに　るい]
性別　女
姿　無表情
性格　乱暴　

神谷　翅{かみや　つばさ}

性別　女

姿　２つ結び　

性格　あかるい

名前　伊藤ちひろ｛いとうちひろ｝
性別　女
姿　　ロングで時々ゆるく二つ括り
性格　女の子ーって感じの性格。運動は苦手で得意は料理。いつもは大人しい。けど切れるととても怖い。

伊藤ちひろって好きです鈴木くんのキャラだけど・・・伊藤ちひろって名前でお願いします　

あおぞら　ひばり
女
ショートカット
男っぽい性格。面倒くさがりやだが、やる時はやる

入って・・・いいのかな??

伊藤＞いいんじゃね？
鈴木くん！！なら知ってるｗ

ひばりちゃん>>そうかな?じゃあ入るね

伊藤＞オレが創ったわけじゃないけどな

ひばりちゃん>>そうだねけどまぁいいんじゃないかなぁ?

伊藤＞ところで伊藤の本体は何歳？

ひばりちゃん>>私は(本体)11歳です

伊藤＞おっ。オレの方が２つ上だ。

ひばりちゃん>>じゃあ13歳?

伊藤＞おう。バリバリの中１生！

ひばりちゃん>>私は小6です

伊藤＞もうすぐ中学生だな！中学は楽しいと思うぞ。

ひばりちゃん>>うんもうすぐ中学生中学楽しい??

伊藤＞ああ。少なくとも小学校時代よりは楽しいぞｗ大変なこともあるけどな！

よろしく〜

昨日、いきなり落ちちゃってゴメンなさい
おはようございます
翅ちゃん>>よろしくお願いします

神谷＞よろしく！

名前　神谷　薫
性格　大人しく、めったに怒らない
姿　ちょっと天然パーマがかかってて、両サイドで２つ結び
よ、よろしくお願い…します…。。

　　　入るわ〜♪

名前愛須　恋苺（あいす　れんめ）
性格めっちゃメルヘンで、ぶりっこ
姿いつもフリフリのドレスを着ていて、髪がピンクでツインテールの巻き髪

　　　　　　　　よろしくぅ〜

はじめまして

性格　なんでも器用にこなせるが
　　　絵が下手
歳　１５歳
姿　バーマをかけている

・・・・よろしく。
名前：西　丈一郎(にし　じょういちろう)
性格：無口でとにかく冷静。クラスの中で浮いている。
容姿：学校の制服に黒髪の黒目。体が細い。

sage

※同じようなスレはたくさんありますよ。そちらの方へ参加してください。片っ端から学園スレを上げていますが、はっきり言ってこれは上げ荒らし行為です。迷惑ですのでお止めください。

sage

一連の上げ荒らし行為を行っている人であれば青秋学園 〜入学届〜の15をご覧ください。

名前 姫嬢 美恋華
ひめじょう みれか
性格 優しいく可愛い癒し系
姿 ストレート髪にツインテール、ピンドメ
趣味お菓子作り
その他 お金持ち
よろしくお願いします。

sage

>>31

>>29のレスを良く読みましょう

sage

オリキャラの中に漫画とかのキャラがちらほらと･･･。

sage
　
　
　
　
　
　
　
　
　　　　　　再利用予定地

sage

「堕花瑠璃。22歳。身長160。体重未測定。好きな食べ物は鴨、青葱、豆腐の鍋。餅入り巾着。鮭と川魚全般の塩焼き。果物やケーキなど。趣味は茶の湯。特技は裁縫など。好きな色は漆、桜、深緑。」
「幼少は泣き虫で地味。友達がいなく勉強も運動も苦手。ひねくれたりもしたが十代前半で少しずつ改善。後半で社会にも触れ始めて礼儀と人当たりのよい気配りも可能に。
社会人になり努力の甲斐あってその作法も更に磨かれる。器用な人間でやろうと思えば何だかんだ調べて色々とこなす才色兼備。ただし気紛れな性格に難あり。」

数枚の報告書を片手に低く落ち着いた声音で淡々と読み上げる。
うなじや耳が隠れる程度の黒髪は特に癖が見当たらない。白に青のラインが入ったシャツ。グレーのネクタイ。長身に似合った濃紺のスーツに白衣を着用したクールな雰囲気の男性。その風貌を更に際立たせる鋭い切れ目がフロントガラス越しに、今まさにエイリアンと戦闘している少女へ向けられている。

sage

「…どう考えてもそこまで調べる必要なかったんじゃないかな。」

苦笑を浮かべながら口ずさむのは人のよさそうな明るい印象が見受けられる男性。
こちらは隣のクールな男性より若干背が低い。栗色の短髪をワックスか何かでツンツンに立たせ、白いシャツにグレーのスーツパンツを着用し白衣は肩を通さず羽織っている。ネクタイは着けていないが何故かズボンのベルトをカチャカチャと鳴らせながら締め直していた。

５０ｍ程の正方形の空間。闘技場の観客席とまではいかないものの壁側は通路となっておりそこから中央を見下ろす形になっている。フリーのトレーニング場であり、中央側の壁にあたる鉄格子の扉はまた別の部屋に繋がっている様子。

「履歴上最後の職務ではたった一年半程度でベテラン組に並ぶ。その職場での人望も厚かった。しかし精神的な弱さが仇となり月経の間、些細なことで上司と衝突。軽々と自己都合での退職を言い渡し、事実理由なしの退職に至る。」
「暫くして町がエイリアンの襲撃に遇い、奇しくも覚醒の能力を得る。通報のもと応援に駆け付けた兵士に混じりエイリアンを撃退。覚醒による異常な能力を恐れた家族や近隣の住民に壁を作られて居場所を見失い夜逃げする。」

sage

「あ、そっちもちゃんと調べたんだ。ってかサラッと言ったら駄目でしょ。女の子の日とか。」

さらに報告書の一部を読み上げる男性が口を閉ざした後、すぐ傍らに置いてあるコマ付きの台車に目を遣ってそこへ置かれた狙撃銃を手に取る。

「ーはぁ…はぁ……っ…くっ…！」

そうしている内にも少女の面影を残した女性がじりじりと劣勢に追い込まれていた。
髪は一見黒でありながらも光が入ると小豆色を帯びる。背中までの長さで毛先はややウェーブがかり。それを簡単に後ろで一本に纏め。服装は黒のシャツに防弾ジャケット、迷彩柄のパンツ。頑丈そうなグローブやブーツを着用している。
既にひどく息切れを起こし、肩で呼吸しながら両手で握った小太刀は今にも地面へ着きそうな程。汗で横髪が頬に張り付き表情は恐怖を交えながらもまだ怖じ気ついてはいない。眼前に映るエイリアンを見据えている。

「まだ撃たないの？」

報告書を手離して狙撃銃を持ったクールな男性に問う。質問を投げ掛けた明るい男性もまた、テーブルの上に置いていたホルダー入りのハンドガンをスタンバイしていた。

sage

「ボーンコレクター一匹に15分経過。苦戦しているがまだ窮地に追い込まれてはいない。」
「…それに。グローブを投げ棄てればギブアップと見なして本日の検証を終了すると伝えた。が、未だに根をあげていないからな。」
「そりゃあ、早いとこ結果残さないと何かの実験台にされるか、移植出来るものだけ全部抜いてポイされるとか思ってそうだからね。」
「恐らくはそれも最悪の事態として覚悟しているだろう。考えすぎるやつは厄介だな…ッー！」
「今回のあの娘に関しては、覚醒を使うコツさえ掴んでくれれば合格なんだけどねッ！」

会話をしながらも流れ弾を防ぐフロントガラスから逸れた二人が発泡。クールな男性は流れるような動作でスコープを覗き込み、今まさに女性へ骨の鉾を振り上げたボーンコレクターの頭蓋骨を一撃。
明るい男性は女性の防弾ジャケットへと狙いを定めて引き金を低く。銃弾をジャケットに受けた衝撃で小太刀を手放しながら転倒する女性だがそのお陰で硬直が解け、女性が先程まで居た位置に突き刺さった鉾を回避することが出来た。

計二回の銃声を最後に空間が静まる。ボーンコレクターが立ち上がることはなかった。

sage

「本日の検証は終了だ。」
「……ありがとう…ござい…ま…した…。」

小型マイクを使った男性の簡潔かつ冷えた言葉に女性は俯き、泣き混じりにも呼吸を整えながら口ずさむ。
クールな男性は踵を返して一足先に空間から退出。困ったように頬をぽりぽり掻きながらその背中を見送った明るい男性はハンドガンをホルダーに仕舞いながら階段を降りて女性へ駆け寄る。

「撃ってごめんね。大丈夫？立てる？」
「ひっく…うっ……はひ…っ。」

己への悔しさからか全身への激痛からか、はたまた狙撃銃の男性が冷たすぎるのが原因か。必死に嗚咽を堪えるも叶わず大粒の涙を両手で拭い、よろよろと立ち上がる。

「もう大丈夫。よく頑張ったね。」
「すみま…、せん…っ。わたし…何も…出来な…っ、ぐすっ、うぅっ…」

女性の頭をぽんぽんと撫でて優しく囁くように喋る。これがこの男性の役割でもあった。

sage

ー。それから約二時間後。入浴を終えた女性は髪も乾かして自室へ。よたよたと弱々しい足どりで迷わずベッドへ寝転がった。
この施設でメンバーが全員揃う事はほぼないため食事は各自が自由にとっている。だが声さえかけておけば自炊組のメンバーが大体決まった時間に人数分を作ってくれるそうな。
こと食事に関しては先程の男性達に管理して貰っており、夕食までまだ時間があった。

「(身体中が痛いよ…。やっぱり私…死んじゃうのかな…。)」

布団に顔を半分埋めながらそう考えた途端、胸が締め付けられるように痛み目尻にはうっすらと涙が滲む。
女性がこの施設に来たのは二日前。居場所を失った末。お気に入りの衣類や大切にしていたもの、身嗜みに必要なものをキャリーバッグへ詰めて静かに家を、夜中の町を出た。行く宛もなくさ迷う事もエイリアンの餌食になるかもしれない事も承知の上で。
そこにタイミングよく明るい男性が居合わせた。もとより覚醒を会得した民間人がいるとの情報をいち早く入手してスカウトに来たのだ。

sage

自暴自棄になっていた女性は拒む理由もないため同行。長時間車に揺すられて行き着いた場所は山の付近にある洋館。園庭や厳重なバリケードまで付いており、何よりこの地区にはまだエイリアンが現れていないとのこと。

洋館に住むのは少人数精鋭の特命部隊員達。未だ完全に機能を失っていない軍や少年兵とは別物で、依頼に基づいて戦力たる隊員を派遣するといった形をとっている。
女性に素質があれば隊員に加わって欲しい。まずは会得したと聞いている覚醒を実戦で引き出せるかどうかの課題を出されていた。

部屋を一室あてがわれて朝まで睡眠。担当についた男性二人に館内の案内や覚醒についての知識を教わり、１日目からトレーニングルームでエイリアンとの戦闘。しかし昨日今日まで素人だった女性がマトモに戦える訳もなく、覚醒しないまま１日を終えた。そして二日目である先程の戦闘でも進歩はなし。
それらを思い返す内にも瞼が重くなる。慣れない生活や戦闘による緊張と疲労に襲われて、抗う余裕など一片もなく寝息を立てていた。

sage

そこから更に約一時間が経過した食堂。

「瑠璃ちゃん。どうかな？」
「……どうとは何がだ。」
「もし覚醒の引き出し方がわからないままでも、此処に置いといてあげられないかなーなんて思ってさ。」
「無理だ。此処は強者でも呆気なく死ぬような領域。…少年兵達がいる寮や民間人を護ってくれる施設に渡す方がアイツのためにもなる。」
「家政婦さんとして雇うとか。」
「要らぬだろ。隊長が戦力になるかもしれないと目を付けたから担当しているだけの話。現時点で俺は不合格と判断する。」
「…だが一応言っておく。俺も人間としてならばアイツに好感を持てる。だからこそ、力がなければ此処に居るべきではない。」

立ち上がると完食した皿が乗ったプレートを持ち、ふと明るい男性の隣のテーブルに視線を向けて暫し沈黙。

「さっき様子を見に行ったら疲れて寝ていた。持っていってやってくれ。」

そう喋り終えるかどうかの時点で淡々と食堂から立ち去っていく。

「時間あるなら君が持っていってあげればいいのに。損な役回りばっかりしてるよね。」

sage

ー。次に女性が目を覚ましたのは夕食の時間などとっくに過ぎた真夜中だった。ゆっくりと上半身を起こしては上手く頭が回らないなか寝惚け眼を人差し指でこすり、一度ベッドから降りるもすぐに布団をきちんと被る形で枕に頭を乗せ直す。

「時計見たり電気を消しすらしないってことは相当疲れてるみたいだね。」
「っ！！？」

一瞬で目が覚めたのは言うまでもない。慌てて上半身を起こして周囲を見渡し、背を向けた明るい男性が床で何かしているのが目に映る。

「ははは。ごめんね。驚かせちゃったかな。」
「い、いえ。こちらこそすみません。あ……！えっと…寝てました…。」
「うん。知ってる。」

座ったまま女性の方を向いていつもと変わらない笑みを浮かべる。布越しの手にはナカゴまで露出した小太刀の刀身だけが握られており、どうやら手入れをしたり色々暇を潰しながら女性が起きるまで待っていた様子。
小さなテーブルに置いた夕飯にはラップが掛かっており、それを片手で指差しながら。

「起こすのも悪いからね。言っておきたいこともあったし。」

sage

「わざわざ火澄さんが…？」
「まあね。でも持っていってあげろって先に静寂君が言い出したんだ。あの人、冷たいように思えるけどこういう気遣いはよくしてくれるんだよ。」
「あと。実戦の方も思い詰めず身体をそこそこ大事にしながらでいいよ。まだ時間はあるし。
もし合格出来なくても瑠璃ちゃんに酷いことしたりしないって僕が誓うからさ。」

目を丸くした女性の問い掛けに明るい男性…火澄が訂正する。意外な事実を耳にして自分が持っていたクールな男性…静寂の印象が誤りであったと少し改めた。
続いて投げかけられる相手の身を案じた発言。シーツの握られた両手を胸元に当ててどこか安堵した表情の女性に満足したのか、言いたいことを言い終えた男性は刀身やバラした残りの部品を布に包んで立ち上がる。

「ああ。あと、お皿とかは厨房の台所に置いといてくれたらいいからね。」
「あ…ありがとう御座います。」

扉のドアノブに手をかけながら追加でそう言い残す背中にお礼を告げる。
未だベッドにて上半身だけ起こした状態でテーブルの夕飯をじっと眺めては沈黙し。

「(…でもなんか。慣れてないからかわかんないけど、全然食欲ないんだけどな…。)」

sage

ー女性が洋館に来て三日目の実戦。期限は一週間と聞かされておりその短い間に覚醒をコントロール、尚且つ担当や隊長が許容する一定の力を会得しなければならない。
その高いハードルこそが此処の部隊が欲するレベルなのだと初めに言い聞かされていた。

「今日が三日目になる。昨日と同様でまずはボーンコレクターの相手をしてもらう。」

いつもと変わらない淡々とした説明。
身体こそ回復しきっていない疲労からか思考も上手く回らず、全身の筋肉痛もひどい。
だが静寂からの気遣いを知らされ、火澄には優しい言葉をかけられ、精神的には昨日より余裕を感じていた。
もしかしたら神様がチャンスを与えてくれたのかもしれないと思考する。見失った自身の居場所を新たに見つけられるかもしれない。それを手に入れる為なら、血を流す程の努力を今一度奮ってみよう。

「宜しくお願いいたします。」

片手で握り拳を作って意志を固め、はっきりと口にしつつお辞儀。トレーニングルームの階段を降りて所定の位置につく。

「…お前。昨日何か吹き込んだだろう。」
「君が瑠璃ちゃんのこと好きになったって伝えといたよ。合格出来なかったらお嫁さんとして貰うってね。」
「なッ…！？」
「冗談だよ。夕食、片付けずに持っていってやれって件を伝えただけ。」
「ふん。余計な事を。」
「いつ二度目の覚醒が起こっても対応出来るように映像の記録とデータ収集のスタンバイ。あと念のため銃もね。」
「ああ。」

「ーでは。始め！」

sage

ここで息抜きです。今更ですが、自己満の秘密基地として再利用させて戴いております。
とりあえず僕らは少年兵。レンタル幕僚長の堕花瑠璃を主軸に過去の一部をさらさらっと。
気がついた時に殴り書きしては消して、ある程度出来たら少し訂正している割には駄文で日本語になっていないところも多々あるかもしれませんが、文章力の向上と普段あまり使わない脳の活性化にご協力下さいませ。

sage

三日目の検証。瑠璃が所定の位置に着いて小太刀を静かに抜く。鞘を床に、深呼吸してから刀を正眼に構えるとトレーニングルーム中央側の扉が開き、そこから全長170cm程度の人形ボーンコレクターが現れる。
先の尖った骨を手に持ち、女性の存在を認識した途端にケタケタと不気味な音を口元の骨から鳴らしながら、覚束ない足取りで一直線に歩み始めた。

「俺は生半可な力は認めん。」

静寂が誰に言うわけでもなく呟いたと同時に、まだ筋肉痛の治まらない脚で床を蹴ってボーンコレクターへ接近する。
三度目のボーンコレクター。正確にはこの洋館に来る前を合わせて四度目か。小さい頃に喧嘩をしたことはあるが勝った事はほぼ無いに等しい。ましてや実戦となれば素人もいいところだ。

「(でも…やるしかないっ！)」

刃の届く間合いに入るや初心者丸出しの不恰好ながらも右上から袈裟に斬り付ける。これはボーンコレクターの反応も間に合わず肩から脇腹へと斜め傷を与えることに成功した。

sage

痛覚があるのかないのかは不明だが、激怒したボーンコレクターが女性の右目を目掛けて突き出してくる骨の矛。脚が咄嗟に動かなかったため、紙一重ではあったが首を横へ大きく逸らすことで回避した。
間一髪の出来事に全身へ寒気を走らせる中、至近距離で腕と武器を突き出した状態のボーンコレクターが目に入る。素人でも見てわかる好機。迷わず姿勢を低くして狙うは顎、打ち上げるように下段から繰り出す突きで敵を仰け反らせ、オマケと言わんばかりにヤクザじみた前蹴りを添えて吹き飛んださまを見下す。

ふと昨日までとは比べ物にならないくらいの応戦が出来ている事に気付く。意識一つ、心身を冷却し落ち着いた状態を作り上げて自ら必要な技術を求める。そして実践の中で研究し、より自分に合ったものと化す。
自然と身体が慣れていく。どう動けば良いのか思考し、戦闘の中で成長していく実感が湧いた。

sage

「(そういえばお仕事でも言われたっけ。)」

別名。マルチスキルと。
真新しい記憶の中にあるのは社会人になって一年以上勤めたばかりの職場。随分とお世話をしてもらい迷惑もかけたが、努力した分だけ確かな実績を幅広く得ることが出来ていた。
今行っている実戦もそれと変わらない部分があるのではないかと思考する。

「…ふふ。」

少しばかりの自信。過去の遺物でも構わない。今はそれでも十分な支えとなる。
口元を僅かに釣り上げ、高鳴る胸の鼓動に同調するかのように視界が鮮やかな赤に染まっていく。一瞬血かと思い困惑の色を浮かべて片手で片目を覆うようにしたが痛みはない。視界が元に戻ると共に身体が幾分か軽くなったように感じた。

「！アレ！」
「赤か。瞳孔が狐や猫のような縦に変わった。データを取る。見逃すな。」
「了解。」

sage

まだ素人としてなら見れる戦闘を眺めていた男性二人。
瑠璃にとって二度目の覚醒。初めては前日、長年住んでいた町で知人がエイリアンに襲われている所を見て助けようとした時である。あの時と同様ならばと軽く筋肉痛がひいた脚に力を加えてエイリアンへ突進。
差ほど距離が開いていなかったため僅か一、二回地面を蹴る事で駆け抜け、よろよろと立ち上がったエイリアンとのすれ違いざまに小太刀の柄頭で額を撃ち抜くかのように強打。

「速い！脚力強化かな。」
「いや、全体的に向上しているように見える。特化型ではなく貧乏器用型だな。」
「うわ例えがヒドス。」

エイリアンの額は先程の一撃で陥没し、その際に柄頭が埋まってすぐには抜けなくなってしまったのだろう。立ち止まると柄頭ごと引きずったボーンコレクターに気付きそれを乱暴に振り落とす。
動かなくなったそれを見下ろして、自分がようやく一匹仕留めたのだと半信半疑ながらも自覚した。