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麻原「ヴァジラヤーナの詞章を伝授して毎日唱えるように伝えなさい」
教授が注目したのは麻原が弟子たちに繰り返し説いていたヴァジラヤーナの教えだった
麻原「このAさんを殺したという事実だよ 他の人たちが見たならば人間界の人たちが見たならばね これは単なる殺人と しかしヴァジラヤーナの考え方が背景にあるならば これは立派なポア」
教授「そういう教説(教え)かどうかというと これは違うと思う ヴァジラヤーナの教えという これを自分たちが他の人を攻撃することの正当化として使ったんじゃないか」
ヴァジラヤーナは広い意味で密教を指すサンスクリット語 これを救済のためなら人を殺してもよいという意味にすり替えていた。
教授「世の中の善と悪の基準であるとか 正しいこと間違っていること全部自分(麻原)が決められる 間違っている人たちに これ以上悪いカルマ(悪業)を積ませないために破壊してあげるのが善行だという非常に倒錯した理論」
事件の背景について一切語らないまま6年前に死刑が確定した麻原 今何を考えているのか。
拘置所で麻原と面会した精神科医・作家 〇賀〇彦さん 何度も話し掛けたが会話は全く成立しなかったという。
精神科医「ああ おむつしているんだな 要するに自分で排せつができない状態で暮らしている。いろいろ話しかけてみても何の反応もない あの大きな地下鉄サリン事件の全容が はっきりつかめないままで終わってしまう」
宗教の名のもとに多くの弟子を巻き込み大量殺人に突き進んだ麻原彰晃 見えてきたのは当初から社会を破壊し自らの帝国を作ろうとした姿だった
しかし麻原自身語らないまま闇は今も残されている。