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--尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺での中国公船の活動が常態化している
「力によって現状変更を迫る行動は、国連憲章などが義務付けた紛争の平和的解決の諸原則に反する覇権主義的な行動そのものであり、許されない」
--尖閣をどう守るか
「海上保安庁がしっかり対応する必要がある。その上で国際社会が『中国は国際法を順守せよ』との包囲網をつくり、外交の力で抑えることが一番大事だ」
--日米安全保障条約廃棄、日米友好条約締結が共産の主張だが、尖閣を守る上で日米同盟は不可欠では
「一定の時間がかかるが、将来の展望として国民多数の合意で日米安保条約を廃棄し、日米友好条約に変える。軍事同盟に頼らない解決方法がある。実践しているのはASEAN(東南アジア諸国連合)だ」
--1990年代初頭に米軍がフィリピンから撤退すると、中国は南シナ海のミスチーフ(美済)礁に軍事施設を構築した
「米軍が撤退したことが、南シナ海での中国行動の原因だという議論は、フィリピンではない」
--沖縄から米軍が撤退しても海保で対応できるか
「今、米軍が尖閣周辺に展開しているわけではない。海保できちんと対応する。そして先ほど述べた外交的な対応をすることだ」