今から5年前の2012年、柏U-18の正GKを務めていた中村は、将来の柏のトップチームでの活躍と、日の丸を背負って立つ存在として大きな期待を担っていた。しかしその逸材は、同年夏の手首の負傷以来、度重なる怪我に苦しめられてしまう。トップ昇格後の2013年からの2年間、公式戦出場は0。ベンチ入りでさえ、2014年のJ1第25節サガン鳥栖戦での1試合のみだった。
転機となったのは2015年のアビスパ福岡への期限付き移籍である。このシーズン、「シュートセーブ率87.3%」という驚異的な数字を残した中村は、福岡のJ1昇格に大きく貢献。持って生まれた才能が福岡の実戦経験によって磨かれ、2016年の柏復帰後は、正GKとして大きく花開いた姿を見せた。
昨年はU-23日本代表としてリオデジャネイロ五輪にも出場。初戦のナイジェリア戦こそ櫛引政敏にスタメンの座を譲ったものの、第2戦のコロンビア戦、第3戦のスウェーデン戦ではスタメンでゴールを守った。また、同年10月には日本代表候補GKトレーニングキャンプのメンバーに選出され、「いつか自分もA代表に加わることを目標にしていきたい」と抱負を口にした。
すでに昨年の時点で日本を代表するGKの一人であることは間違いなかった。その彼が、このタイミングでA代表に選ばれた要因は、今季のJリーグの戦いの中で見せる、中村自身のスケールアップに他ならない。
転機となったのは2015年のアビスパ福岡への期限付き移籍である。このシーズン、「シュートセーブ率87.3%」という驚異的な数字を残した中村は、福岡のJ1昇格に大きく貢献。持って生まれた才能が福岡の実戦経験によって磨かれ、2016年の柏復帰後は、正GKとして大きく花開いた姿を見せた。
昨年はU-23日本代表としてリオデジャネイロ五輪にも出場。初戦のナイジェリア戦こそ櫛引政敏にスタメンの座を譲ったものの、第2戦のコロンビア戦、第3戦のスウェーデン戦ではスタメンでゴールを守った。また、同年10月には日本代表候補GKトレーニングキャンプのメンバーに選出され、「いつか自分もA代表に加わることを目標にしていきたい」と抱負を口にした。
すでに昨年の時点で日本を代表するGKの一人であることは間違いなかった。その彼が、このタイミングでA代表に選ばれた要因は、今季のJリーグの戦いの中で見せる、中村自身のスケールアップに他ならない。