努力しない天才なんているわけない
努力の成果を出せるのが天才なのだ
努力の意味も分かりもしないで
少しばかりがんばることを努力だと勘違いして
世の中の不公平さをうらめしく思っていた
[匿名さん]
あの人のプレゼントはいろいろと悩んだ末重く受け止められないようチョコレートを選んだと書いてある。
ホワイトチョコをラッピングもせずに差し出したらしい
[匿名さん]
家に持って帰れないから、ここで食べる。
でも多いから半分取って。
ショックだった。
気の利かないプレゼントをしてしまった自分が情けなかった。
気が利かないとか、無神経とか言われる。
[匿名さん]
自分が出来ることを他人もできると思うな、とか。
相手の立場になってものを考えることができない。
想像力が足りない。
まさに、その通りで泣けてきた。
[匿名さん]
オ⚪︎にーの汁を手首に付けてうわぁ〜いい匂いとかやってる
ビールの泡はオ⚪︎にーからできている
[匿名さん]
彼はチョコの箱をわたしに持たせて走り去っていった。
あの人は帰ってきてくれた。
小さいサイズのペットボトルを2本、両手で持って。
あたたかいミルクティとレモンティ。
「いくらですか?」と尋ねた
「バイトするから」
[匿名さん]
あとつけられてたけど、たまたま通りかかったLIVE中の配信者に助けてもらった。ありがとう
[匿名さん]
水がまずい、ということだった。
ドラマ中で、ペットボトルのミネラルウォーターを飲むシーン
が出てくるごとに、どうしてわざわざ水など買うのだろうと疑問に思っていたけど、一口飲んで解決した。
[匿名さん]
お姉ちゃん、フランスのお水って美味しいですか?
硬水のミネラルウォーターを飲むと何故かお腹が痛くなるのは、旅行くらいならどうにかなっても、住むのは無理なんだろうな
[匿名さん]
明日の朝仏壇に新しい水を備えようという気持ちの方が大きい
街を一望し、海まで見渡せるところがいい
結婚相手の墓に入ってくれとつぶやかれた。
腹が立たないのは、たった2人だけ残された家族だから。
幸せとは何かと問われ
「祖父母、父母、子どもの順に死ぬこと」
[匿名さん]
下山兼人が自殺した。
自宅の自室で首を吊って。
発見したのは彼の母親だった。
受験に追い詰められている雰囲気など微塵もない。
「誰かが死んだみたいだよ。」
「なんかうちのクラスの子っぽい」
[匿名さん]
誰からともなく聞こえてきたのは、ヤバいという言葉だった
ヤバいじゃん、マジヤバい、超ヤバいなどとヤバいは波紋のように広がっていきやがて大合唱となった
[匿名さん]
『長谷部香さん、許してください』
『ごめんなさい ごめんなさい』
姉がいるけど長谷部さんに対して謝っている
「遠慮もなくズケズケ」
「塾の後、公園の近くに呼び出されて映画に行こうよと誘われました」
「映画…」
「断りました」
[匿名さん]
「どうして?」
「受験生だから」
「それで下山は納得したの?」
「大丈夫」
「勉強しないといけないからってちゃんと言いました。でも下山くんは納得してくれなくて、腕や肩を掴んできて…キスされました」
「それが怖くて、下山くんを突き飛ばして逃げて家に帰りました。」
[匿名さん]
「突き飛ばされた下山は、後ろによろめいたのか?
それとも尻もちをついたのか?」
「少しよろけたぐらいだけど覚えていません」
「香さんは何も悪くないのよ」
「フラれて突き飛ばされたくらいで自殺するもんですか。他にも絶対には理由があったはずなのに、それを書く勇気もなく、ただ好きだった女の子にごめんなさいだなんて、いい迷惑よ。自分の弱さを他人のせいにして死ぬなんて最低の行為だわ」
[匿名さん]
人がトイレ入ったすぐあとにトイレ入るのやめて欲しい
男は覚えておいたほうがいいマナーだよ
[匿名さん]
代わりに涙が出てきたのは自分の息子の死もまた自殺だったことを思い出してしまったからだろう
でなければ、怒りながら涙を流したりなんかしない
「あなた自己満足のために、兼人をかばってただけじゃないの」
下山が自殺したのは、わたしのせい。
父に捨てられたのも、わたしのせい。
母が不幸になったのも、わたしのせい。
わたしから下山の母親は引き離された。
[匿名さん]
とどめを刺された後のわたしは、それを助けとは思えず、
下山の母親が言いたいことを全部吐きだすまで隠れて見ていたのではないかとさえ疑い、自分を助けてくれる人など誰もいないのだと悟った
わたしが死ねば、祖母は、そして祖父も息子と孫を自殺で失ったことになる。だから生きていなければならない。誰も傷つけずに。
[匿名さん]
優しさに溢れた物語は皆、偽善。
優しさのない物語には、死がゲームのように転がっている。
そのどちらも触れたくなかった。
[匿名さん]
下山はわたしと何の映画を見たかったのだろう
下山の家を訪れた翌週だった
定型サイズの封筒の中には
映画の前売り券が1枚と破り取ったノートが1ページ
後は折り畳んだ白い便箋が1枚入っていた
夏休み定番の人気アニメ作品だった
[匿名さん]
それから5年間、下山兼人の最期の1時間を描くことを許してもらうために、下山家に通い続けた
事件の前から周囲がこんなふうだったとすれば家の中で口論があっても隣近所までは絶対に届かない距離ね。
虐待があったとしても。
どこの家もそう。
これが計算されたものならすごいけど
[匿名さん]
他人のリアルをネットで簡単に見られる時代に頭の中だけで考えただけの物語は追いつかなくなっている。
自分の足を使って、目で確かめて、リアルに追いつきそこからさらに想像力で追い越す。
そうしなきゃ、次の10年は生き残れない。
[匿名さん]
こういう物語があったのではないかと、他の人たちに提示する
3億円事件を扱った作品なんて山ほどあるけど、どれが正解なのか、だれにもは分からないことでしょう?
それでも実際に起きた事件に心を寄り添わせることはできる。
興味を持つこともできる。
何を見せようとしているのかしらね。
[匿名さん]
あの一家にもう1人子どもがいたことを知らなかったんだ。
親子3人、女の子だけが来ていたから。
さらさんですね。
彼女はどんな子でしたか?
[匿名さん]
元気のいい可愛いらしい子でさ。
他人が食ってるもんが美味しそうに見えるんだろうな
いっぺんにそんなに食えるのかってくらい注文して
大概は一口ずつ食べて、もう充分って残すんだ。
それを、父親も母親も怒りもせず、仕方ないな、とか言いながら食べてやってるんだ。
特に、父親の方が甘くてな
まぁ、娘の方だけが血の繋がった子だったんだろ。
そうなるのもおかしくないよな。
[匿名さん]
「でもよう、えこひいきがあったり、もしかしたら暴力を振るわれていたかもしれなかったりしても、あんなかわいい子を包丁で滅多刺しにして、両親まで焼き殺したヤツに、今更精神鑑定が間違ってましたっつっても、やったことは変わらねえのに、情けをかける必要なんかないと俺は思うけどね。
写真を見たけど、血の通ってねえ死神みたいな面してたじゃないか」
[匿名さん]
実物はもっとカッコよかったわよ
何でテレビも週刊誌も、あんな人相の悪い写真を使うんだろうね。
確かに。愛想のいい子じゃなかったけど、綺麗な顔をした子だったよ。長い前髪で大抵は目元が隠れているんだけど、いつだったか走ってどこかに行っててね。
風が強かったもんだからしっかり顔が見えたんだけど、
ぱちっとした二重の男前だった。
妹はアイドルを目指してたらしいけどお兄さんの目と同じだったらよかったんじゃないかねぇ
[匿名さん]
さらちゃんの疫病神伝説
さらちゃんと仲良くなった子は、怪我をしたり、ノイローゼになったりする噂、聞いたことがあります。
でも、その男の子は引退するまで普通に活躍していましたよ。
県大会でベスト4までいったんじゃないかな。
あれ、でもさらちゃんとは2年の途中で別れたのかな
オーディションの邪魔になるからフッたとか。噂ですけどね。
[匿名さん]
わたしたちが1年の時に交通事故で亡くなった子がいて
2人が一緒にいるところを何回か見たことあるんですよね。
「その子が亡くなった時、さらさんはどんな様子だったの?」
自分のショックが大きくて、他の子の様子なんて覚えてないですけど、お葬式には来ていませんでした。
その年の文化祭の自由ステージで、ピアノを弾いた子がいるんです。そしたら、さらちゃんが過呼吸を起こして、救急車で運ばれたんじゃなかったかな。
[匿名さん]
わたしは事件が起きるまで、さらちゃんにお兄さんらがいることも知りませんでした。
いつも公園にいてヤバい感じだったよね、と言っていて
もっと早くに何か対策が取れなかったのかなと思いました。
さらさんはアイドルを目指していた
受かってもいないオーディションに合格したって言ってたことが
大きく取り上げられて、おおかみ少年みたいな扱いになっているけど、少なくとも、わたしはさらちゃんが受かったって直接ら聞いたことはありません。
[匿名さん]
「ずいぶんと庇うのね」
「だって、嘘つきだから殺されてもいいなんておかしいじゃないですか。それにさらちゃんは夢が叶わなかったんじゃなくて努力している最中に、不当な未来を断たれたわけで生きていたらアイドルになれていたかもしれない。
わたしだって自分の店を持ちたいっていう夢を高校生の頃から持っていたけど、去年までに死んでいたら叶えられなかったことになるお葬式でお節介な誰かが、自分の店を持つ夢を持っていたのになんて言ってしまったら、昔のわたししか知らない人から、あんな暗い子が無理に決まってんじゃんって胸の内で笑われていたかもしれない。
[匿名さん]
現実に気づく前に死ねてよかったとか平気な顔をして言う人だっている。
さらちゃんばかりを可愛がっていたのは両親で、さらちゃんは何も悪いことをしてないじゃないですか、友だちじゃなくても同じ高校で同じ時間を過ごしていた同級生が理不尽に命を奪われたことには怒りを覚えますしさらちゃんには心から同情、いやお悔やみ申し上げます
[匿名さん]
あのラストの夕日が沈む場面
海に沈む夕日が見られる特等席じゃない
[匿名さん]
ベランダに数時間出すことなど、よほど寒い日や雨の日を除いては軽いお仕置き程度にしか思わないだろう
車も他人も野良犬もこない。危険な目に遭うおそれなど何もないのだから。
子どもはそんな風に感じない。
安心できる場所から切り離された場所。
見捨てられた場所。
どこにも逃げ場のない場所。
孤独と闘う場所。
悲しみと恐怖が混ざった場所だったはずだ。
戸境壁だって牢屋の壁のように見えたかもしれない。
[匿名さん]
「始まりの場所ってわけね。むしろ、わたしにここを教えずに何か隠そうとしていたのかしらしんごちゃんは」
不思議と何も思わない。
100年前の知り合いの名前を聞いたような感覚だ。
つまり前世か、その前か。
[匿名さん]
彼氏がいて家乗っ取られるんじゃないかと思って
自分の家のブレーカーに盗聴器仕掛けられてると思って壊したんだってそしたら通報されて措置入院になって
その彼とは夢が叶ったからもういいみたいな
その時はコロナだったから猫とも喧嘩してて近所で騒ぎになった
[匿名さん]
「立石家が住んでいたことを知らなかったら、縁起の悪いことをバラしただけになりません?」
立石家が越してきた日から父親の怒声やドシンと何かが床に強くぶつかる音が聞こえていたという
[匿名さん]
洗濯機終わってたヽ(。◕o◕。)ノ.
[匿名さん]
「両隣の人たちはよく黙っているもんだと思ったけど、どうやらこの建物は横向きには音が響かない作りになっているらしいんだ。
それでも、真冬にベランダに出されてりゃおかしいって思うもんだろうけどさ、誰も注意しに行く気配がないんだよ。
まぁ、柄の悪そうな父親だったからね、逆恨みされちゃたまんないから黙ってたのかもしれない。
昔は児童虐待なんて言葉は知らなかったし、子どもが怒られているくらいで、警察や役場に通報するなんて考えも及ばなかったからね。
[匿名さん]
でもさ、ある時、仕事帰りの真夜中に痩せ細った子がベランダに立っているのを見ると、放っておかないと思ってね。
意を決して注意しにいったんだけど、他所の家のしつけに口を出すなって追い返されちゃったよ。
だからさ、こっちもささやかな抵抗として、怒鳴り声や大きな音が聞こえたら、物干し竿で天井でドンドン突いてやったんだ、
ほら、そこ、穴が空いてるだろう」
[匿名さん]