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嫌がらせは犯罪になる可能性があります。
相手が極めて悪質な場合、刑事告訴することにより、逮捕・起訴してもらって処罰を与えてもらえる可能性があります。
爆サイで誹謗中傷されたときに成立する可能性のある犯罪は、以下のとおりです。
名誉毀損罪:公然と事実を摘示することにより、他人の社会的評価を低下させる行為をしたときに成立する犯罪です。爆サイなどのネット掲示板で「事実」を記載することによって他人を誹謗中傷したら名誉毀損罪となります。投稿された内容が真実であっても名誉毀損になる可能性があります。
侮辱罪:侮辱罪は、事実を摘示せずに他人の社会的評価を低下させる行為をしたときに成立する犯罪です。たとえば相手に「ゲス」「怪しい」などと書いた場合、侮辱罪となる可能性があります。
脅迫罪:脅迫罪は、相手や相手の親族に危害を加えることを示した場合に成立する犯罪です。危害の内容は、生命、身体、財産、名誉、自由に対する侵害である必要があります。たとえば「殺すぞ」「爆破する」「ペットを殺す」などと書き込んだ場合、脅迫罪が成立します。
業務妨害罪:爆サイにおける嫌がらせ投稿、なりすまし投稿が業務妨害罪となるケースもあります。業務妨害罪には偽計業務妨害罪と威力業務妨害罪があります。
偽計業務妨害罪は虚偽の投稿などによって他人の業務を妨害する場合、威力業務妨害罪は強い威勢を示して業務を妨害する行為です。
たとえば「あの店でゴキブリが発生している」などと嘘を書いたら偽計業務妨害罪ですし「セミナー会場で爆破事故を起こしてやる」などと書いたら威力業務妨害罪となります。
名誉毀損罪は親告罪:名誉毀損罪と侮辱罪は「親告罪」です。親告罪とは、被害者が刑事告訴をしないと投稿者が処罰されない犯罪です。爆サイで投稿者を名誉毀損や侮辱罪で処罰してほしい場合には、必ず警察で刑事告訴をしなければなりません。
脅迫罪や業務妨害罪は親告罪ではないので、被害届を出せば足ります。