🏇 競馬総合

モリアーナ

紫苑Sで1分58秒2以内勝ちはマイラーとしての素質あり！？

・18年 紫苑S ノームコア 1.58.0
→ヴィクトリアマイル1着＆3着

・21年 紫苑S ファインルージュ 1.58.2
→ヴィクトリアマイル2着＆桜花賞3着

・23年 紫苑S モリアーナ 1.58.0
→？？？

前走の阪神牝馬Sは上がり32.9秒を繰り出しても差せない流れで見直せる敗戦。マイラーとしての素質に期待するなら2,3走前の敗戦は距離を理由にしていい。

毎度ウンブライル比較では差のない走りをしているし、このメンバーなら足りる能力は証明済。

第19回　ヴィクトリアマイル　GⅠ

本レースが施工開始された2006年以降、
①4歳馬
②過去にクラシックで2回以上3着以内あり
③過去にクラシック全レースで5着以内に入った経験がある馬
④過去にOPクラスの芝1600m勝ちあり
⑤前年のエリザベス女王杯出走馬
（4-3-0-0）

⇒　ハーパー

人気薄が好走し、波乱の多いレース。
100倍以上は連対がありませんが、10番人気以下で 馬券になったのは…

2021年2着ランブリングアレー(10番人気)
2019年3着クロコスミア (11番人気)
2017年2着デンコウアンジュ (11番人気)
2015年2着ケイアイエレガント(12番人気)
2015年3着ミナレット (18番人気)
2014年1着ヴィルシーナ (11番人気)
2013年2着ホエールキャプチャ(12番人気)

前走阪神牝馬S、福島牝馬S、京都牝馬S、中山牝馬S からのローテ。
勝ち馬や負けていても僅差が良い傾向。

ヴィルシーナやホエールキャプチャのように
前年のヴィクトリアマイル勝ち馬が復活するパターンも。

上記以外のローテは(0-0-0-28)。

×前走阪神牝馬S、福島牝馬S、京都牝馬S、中山牝馬S以外のローテで当日10番人気以下
(0-0-0-28)
×単勝オッズ100倍以上
(0-0-1-44)

×前走1600m以下だった馬で当日単勝オッズ50.0倍以上
(0-0-0-47)

過去18回のヴィクトリアマイル では
馬番1～3番[1.3.9.41]
馬番15～18番[1.5.4.58]

芝1600ｍのOPで勝利実績のある馬番4～14番の馬が2007年以降の近17年で③着以内に入っていて、今年の該当馬は、マスクトディーヴァ、ハーパー、サウンドビバーチェ、ナミュール、キタウイング。

【阪神牝馬S2着馬のその後】
阪神芝1600になった8年のVMでの成績です。

結果は【1-1-2-4】と、勝ち馬よりも上々の成績👍
これが4歳かつ最速上がりだった馬は【1-1-1-0】と安定✨

ウンブライルは4歳かつ最速上がりでした👍
これは(笑)

果たして🤔

・前走1400~1800で0.5秒以上負け
2-1-0-33(例外はストレイトガール、ホエールキャプチャ、ヴィルシーナ)

・前走阪神牝馬S、福島牝馬S、前年安田記念勝馬と前年ヴィクトリアM勝馬を除く斤量増
0-0-0-22

過去12年の勝ち馬12頭中11頭は安田記念、ヴィクトリアマイル、桜花賞で5着以内の実績あり。
該当馬
ハーパー
サウンドビバーチェ
ドゥアイズ

【気になるデータ】近18年のヴィクトリアマイルでの1番人気は
前走①着馬が⑨⑧⑥⑦着
前走が500kg以上で⑦着以下だった馬が⑤④着
前走が496kg以下で②着以下だった馬が②①①②①②②①①⑫③着
前走が496kg以下で10着以下だった馬が⑩着

👃

マスクトディーヴァ考察

現状本命候補はこの馬。最も飛ぶ要素が少なく軸に最適である。
この馬が1番強かったレースは間違いなくレコード決着のローズSである。どのレースも強いが特にこのレースでは際立っていて、マイルへの適性も見せている

去年の阪神は極限までのスピード馬場で異常に時計が出ていたため、1000m通過57.3の時点で出るべくして出たレコードではある。
それにしても驚くべきは、この早い流れの中で中距離馬と思われていたこの馬が後方ではなく中段で追走出来ていたと言う事。そして1600通過の時点では先頭に立ち独走体制に入っていた。
この勝ち方は明らかにマイルに適性がありそして強い馬にしかできない勝ち方である。中距離の適性しかないのであれば、このペースを中段で追走し1600mの時点で先頭に立つ事はまずあり得ない。
馬の見た目は素人目にみても長く綺麗な脚を持っていて、体型的にもマイラーには見えない。そんな見た目とは裏腹に実はマイル適性のほうが高い可能性がある。
東京新聞杯は休み明けプラス10キロ、稍重の2000mから初の東京マイルへの舞台変わり、イン前有利、致命的な出遅れを考慮すれば度外視どころかもはや負けて強しの内容。出遅れをカバーすべく前半相当脚を使って馬群に取り付きながらラストも33.2秒の末脚。イン有利の中終始大外ぶん回しのロスもありながらたった0.4秒差の6着である。見せた能力では圧勝と言っていい。
前走の阪神牝馬Sでは1枠でロスの無い完璧な競馬ではあるものの、ノーステッキで余力を残す完勝ぶり。2着だったウンブライル川田騎手はレース後に「勝ち馬は着差以上に強い馬ですから」とコメントをしており騎手目線においてもマスクトディーヴァは強かったと言える。

今回のヴィクトリアマイルでは能力の差がはっきりしたそのウンブライルが単勝3番人気、そして同様に前走負かしたモリアーナが6番人気というメンバー構成。普通に考えたらどうやってこのメンバーでマスクトディーヴァ飛ぶのか想像がつかない。
馬の能力だけでも十分に買えるが鞍上も引き続きモレイラ騎手というのも非常に大きい。もはや明確な買い要素すぎてオッズ妙味がない。
この騎手はとにかく上手くて巧い。ジョッキーとして必要な能力を全て持ち合わせている。桜花賞、皐月賞、天皇賞、NHKマイルとG1で4回乗っているが全てパーフェクト、いやそれ以上の騎乗内容。中でも前走NHKマイルCでゴンバデカーブースをあわや馬券内という4着に持ってきたのは非常に驚いた。
後ろの馬の進路を妨害する少々ずるい騎乗ではあったが、馬券を買う上で勝ちに拘る騎乗をしてくれるのは何よりも心強く頼もしい。絶対に敵にしたくない騎手である。
馬の能力、鞍上と揃いに揃って買い要素しかない。飛ぶパターンとしては内枠で馬群に包まれての詰みor出遅れの2パターン。これら２つのことが起きなかった場合それだけでほぼ馬券内は確定と言っていい。
荒れる牝馬レースというイメージもあるが、根本は能力決着の東京マイルという事も忘れてはならない。荒れるレースというイメージが先行すると同じく二強だったNHKマイルCの二の舞になる。
あとは枠とオッズ次第にはなるが基本は買う事になると思う。

ヴィクトリアマイル見据えて東京新聞杯で東京コースと東京へので輸送経験させて、阪神牝馬では位置取りに行って、馬群の中で我慢させる競馬を覚えさせて勝ったから強いよなぁ〜
ナミュールは確実に外回す競馬しかしないからなぁ〜頭でくる可能性充分あると思う。

■穴馬探し🔍　

決め手比べでは穴馬の台頭は厳しいと見ています。なので穴馬狙うなら上手いペース配分が出来ると仮定して前残りを狙うことになるでしょうか。

穴逃げ候補④コンクシェル

1勝C上がるのにレース費やし過ぎてまだ4歳だったかと思わせる馬。1勝Cの時は中身の濃いレースを複数消化していましたが、決め手に欠けるため勝ち上がれず。9戦目で勝ち上がった鞍ヶ池特別では1.32.3の時計。2023年の中京芝1600mでは一番速い時計。（※年明けの京都金杯より0.4秒速いもの）夏の中京は高速馬場になりやすいので時計の単純比較はできないも、上がりの脚問われないコース・展開では前でしぶとさ発揮する馬。

今回は中間にゲート練習も取り入れ、会見を聞いていても逃げたそうな雰囲気。メンバー的にもそれは叶いそうですし、自分のペースに持ち込めれば…でしょうか。ただ、後ろにルメール/モレイラ/武豊/川田騎手を引き連れて上手く前で残すのも難しいようにも見ていて。この辺が牽制しあって上手く抜け出せないような状況になっていると前甘やかされるかもしれないですが。

ハーパー

速い上がりは無く持続力勝負も疑問。

内枠自体はいい、スローになってもヨーイドンは分が悪く、好走パターンが限られる印象。

2000m以上に良績ありで、マイルで好走するイメージは薄い。

フィールシンパシー

キツイ持続力勝負に対応できるマイル馬、東京実績と高速馬場実績があるのも好感がもてる。（あとはイン有利ＴＢだけ）

ゲートセンスもあり、外枠から主張すればいつも通りのポジションは取れそう。
頑張れ横山琉人J👊

キタウイング

古馬との壁にぶつかっている印象。
現状G1では力不足か。

サマーシリーズで会いたい。

１位〜５位　前3F+後3F ←5F通過

2023 682,680,684,685,683←58.5
2022 685,688,690,692,689←58.0
2021 678,687,690,687,687←57.6

2020 679,686,684,689,686←56.7
2019 678,677,679,679,685←56.1

前3Fまではそこまで差がないけど4F5Fで11.6あたりか12.0になるか、そこが問題

逃げ先行差し。

追込みは、
ナミュールだけで良いのでは。
来てしまったらやむなし。

コンクシエル

スタニングローズ
サウンドビバーチェ
フィールシンパシー

フィアスプライド
マスクドディーバ
ハーパー

ライラック
ウンブライル

こんな隊列。内から外へ。
馬場が良いところ探しだね。

【気になるデータ】
過去13年のヴィクトリアマイルでG1馬は
ひと桁馬番[3.2.2.14]
ふた桁馬番[4.3.3.17]

3歳以降の芝1600ｍでG1勝ちが
あった馬が[7.3.3.11]
それ以外の馬が[0.2.2.20]

過去10年
キャリア16戦以上
0-1-2-40　複勝率7％

今年の該当馬
コンクシェル
テンハッピーローズ
フィアスプライド
フィールシンパシー

前Ｇ１の１着枠が連対

高松宮1️⃣2️⃣
大阪杯6️⃣1️⃣
桜花賞6️⃣5️⃣
グラＪ6️⃣1️⃣
皐月賞7️⃣6️⃣
天皇賞7️⃣3️⃣
ＮＨＫ8️⃣7️⃣

ヴィクトリアマイル
8️⃣が連対？

マスクトディーヴァとナミュールだと順調さでマスクトディーヴァのほうがよさそうだからナミュールの方が来るかもしれない

コンクシェルとフィールシンパシーは紅葉Ｓと初音Ｓで前目につけて33秒台半ばで勝ったことがあるのでそれを再現できるなら後ろは33秒を切って来ないと届かない理屈になる

👃

馬券内に絡んだ大穴馬(2桁人気馬)は、全10頭。

21年2着ランブリングアレー(10番人気)
該当❷

19年3着クロコスミア(11番人気)
該当❸

17年2着デンコウアンジュ(11番人気)
該当❷

15年2着ケイアイエレガント(12番人気)
該当❸

15年3着ミナレット(18番人気)
該当❸

14年1着ヴィルシーナ(11番人気)
該当❶

13年2着ホエールキャプチャ(12番人気)
該当❶

10年3着ニシノブルームーン(11番人気)
該当❷

09年2着ブラボーデイジー(11番人気)
該当❸

07年1着コイウタ(12番人気)
該当❸

この10頭は以下の条件❶~❸いずれかに該当。

❶ 前年当レース勝利
❷ 前走中山or福島の当年芝重賞で4角10番手以降から5着以内
❸ 前走 1600～1800m当年芝重賞で3角6番手以内から好走

今年10番人気以下の馬

→ ⑧⑨⑪⑫⑭⑮

この中で条件❶~❸いずれかに該当する馬...

⑭ フィールシンパシー

1頭のみ。

ヴィクトリアマイルに必要なのは持ち時計という予想を見たので概ね2タイプの時計の中央値がこちら（11年～23年/16・18年は特殊なラップのため除外）
瞬発力型
92.3(12.2-10.8-11.4-11.7-11.9-11.4-11.2-11.6)
持続力型
91.0(12.1-10.8-11.1-11.1-11.3-11.2-11.6-12.0)
必要な能力が違うからVMは荒れる

前年エリザベス女王杯の１着枠が勝てない

054️⃣→06⑤
068️⃣→07③
075️⃣→08②
088️⃣→09⑦
094️⃣→10⑥
103️⃣→11⑤
118️⃣→12②
128️⃣→13⑨
132️⃣→14⑤
141️⃣→15⑤
158️⃣→16⑨
162️⃣→17③
173️⃣→18③
186️⃣→19⑤
191️⃣→20⑦
208️⃣→21⑥
218️⃣→22⑨
228️⃣→23②
231️⃣→24?

1️⃣枠の単勝買うべからず😎

【過去18年】
7人気以下で3着内馬の枠番

1枠【0-2-1】
2枠【2-1-2】
3枠【0-0-1】
4枠【0-3-0】
5枠【0-1-1】
6枠【0-0-0】
7枠【2-0-0】
8枠【0-1-2】

🤭誰とも絡みなし👏

【過去18年】
7人気以下で3着内馬の馬番

①(0-0-1)
②(0-2-0)
③(0-1-2)
④(2-0-0)
⑥(0-0-1)
⑦(0-1-0)
⑧(0-2-0)
⑩(0-1-1)
⑬(1-0-0)
⑭(1-0-0)
⑯(0-1-1)
⑱(0-0-1)

過去18年の1番人気
5-4-1-8 【55.6%】

関東馬 2-0-1-2【60%】
関西馬 3-4-0-6【53.8%】

前走
牡馬混合G1～G2
5-2-1-2【80%】
牝馬G1～G2
0-2-0-6【25%】

今回
1~4枠
2-0-1-6【33.3%】
5~8枠
3-4-0-2【77.8%】

想定1番人気
ナミュール

海外帰りがどうか🤔

展開ひとつでかなり変わるかな。

高速時計に対応できるのは「絶対条件」で
・スローからの上がり32〜33秒前半の勝負になるのか

・道中動いて上がり33秒後半〜34秒の勝負になるのか

ハナに行きそうなのは
・コンクシェル
・スタニングローズ
・サウンドビバーチェ

個人的には
このハナに行きそうなメンバーや
他のメンバーを見ると上がりがかかった方がいいメンバーが多数と考えると、
33秒後半〜34秒台の勝負になりそう。

となると、
2強ならナミュールに向きそうな展開にはなりそう。

この展開の相手としては、
・ドゥアイズ
・ハーパー
・サウンドビバーチェ
・ライラック
この辺りかな。

中央GIを単勝万馬券で優勝した馬（86年以降）

430.6倍 サンドピアリス
272.1倍 コパノリッキー
257.5倍 ダイタクヤマト
208.6倍 テンハッピーローズ
159.6倍 ビートブラック
137.9倍 ダイユウサク
115.9倍 ノーリーズン
114.7倍 ユウフヨウホウ

【JRAG1単勝配当】 ※1986年以降
1989年 エリザベス女王杯 サンドピアリス 43060円

2014年 フェブラリーS コパノリッキー 27210円

2000年 スプリンターズS ダイタクヤマト 25750円

2024年 ヴィクトリアマイル テンハッピーローズ 20860円（New）

ヴィルシーナがヴィクトリアマイル連覇して以降スーパーホースだったアーモンドアイが勝つまでの6年間ってずっと4番人気以下が優勝していた事実。二桁人気の馬がこれだけ突っ込んでくるレースもそんなに多くない

6歳以上の牝馬のJRA･GI制覇は16年ヴィクトリアマイルのストレイトガール以来で、00年以降では5回目。アルテミスSを一緒に走った他の15頭、チューリップ賞の同じく11頭は全て引退しています。同期の牝馬にソダシやソングライン、メイケイエールなど。

今回のレースラップは東京マイルで１０回やって１回出るかってくらいの前傾ラップのレース。想定した真逆のラップで予想は完敗。その後半４Fラップで加速区間が無いレースを勝った経験がある馬がワンツーの２頭。
ラップは嘘を付かない。しかし、故にこの馬券は取れんわな

✅ヴィクトリアマイル　回顧✅

・全体時計 1:31.8
・ラップ
12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7
(45.4-46.4 Hペース)
・1000m通過56.8
・上がり最速 33.6(ルージュリナージュ)

⚫︎展開

ナミュール・ルージュリナージュが出遅れ

直線でマスクトディーヴァはドゥアイズ、サウンドビバーチェの真ん中の進路を選択したが入り込めず
トドメには外に進路を出して行くタイミングのウンブライルがサウンドビバーチェと接触し完璧に挟まれて手綱を引いた
そこから内に進路を選択したが時すでに遅し。
３着が精一杯の競馬になった
攻防を見ると400m〜200mの約200mまともの追えていなかった
この時点で勝ちは厳しいだろう
手応え的には勝ち負けできたかなと思うが４コーナーの手応え的にはどの道テンハッピーローズには負けていたかも
まあわからないがここだけは勝っていたより負けていたかもの方が今後の役に立つ
能力を過剰に評価すると良くないからね

展開面は以上

⚫︎ラップ

12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

典型的な前傾ラップ
前半3Fが33.8
近10年で2位タイ

1位は19年ノームコアのレコード年33.7秒
逃げたのはあの破格のスピード馬アエロリット

同じく2位タイはストレイトガールの16年
位置取り争いの中18番人気レッドリヴェールが行きったがすぐさま14馬人気のカフェブリリアントが3.４コーナーで追い抜き前傾ラップになった年

今年はというと
コンクシェルとフィールシンパシーの逃げ争い
最初はスタニングローズも顔覗かせたがすぐに控え3番手に
最終コンクシェルが行き切った形になりフィールシンパシーは控えて2番手
3F通過33.8秒
この時点でこの馬達にとっては速すぎるタイム

この時点でコンクシェルの勝機はほぼなくなった
直近２走はSペースで勝ってきた馬だから
確かに過去同条件で34秒で走った事があるがその時は2番手競馬で３着
しかも1000m通過のラップは12.1秒で息が入ったラップで３着で残しているぐらい
今回は11.4秒で全く違うラップだ
確かに1発かますならこの逃げかも知れないが普段しない逃げを無理してするよりフィールシンパシーに譲っても良かったのではないか？
と疑問が残る
結果論だがやはり岩田未望騎手のG1制覇はまだまだ遠いなと感じた一面だった
コンクシェルについてはここまで

さらに1000m通過が56.8秒
直近10年で3番目に速い

1位はノームコア年のアエロリット逃げ56.1秒
2位はアーモンドアイ年のトロワゼトワル逃げ56.7秒
その年達に匹敵する56.8秒

おいおい、アエロリットはクロフネの血の快速馬でトロワゼトワルは中山マイルで世界レコード保持者だろ？
コンクシェルはそんな快速馬か？
て事はさておきこの時点でレコードが出てもおかしく無いペース
だってノームコアは1:30.5秒でアーモンドアイは1:30.6秒。
じゃあなぜ1:31.8秒になったのか？

まずはラップから

12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

後半4F46.4 かなり遅い
直近10年で1番遅い
直近10年の後半4Fは11.3秒以下のラップがどこかで入っている
同くタイの４Fラップを刻んだ年はミナレット大逃げ3連単2000万の年
しかしその年でも11.2をマークしているが今年は11.4-11.6-11.7-11.7とずっと遅い

比較していこう

まずはそのミナレットが大逃げしたストレイトガールの初勝利15年
後半4F46.4

(15年)12.1-11.0-11.2-11.2-11.4-11.2-11.6-12.2
(24年)12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

ミナレットが大逃げをかましたので後半2Fまでずっとタイトなタイム
最後の600mまでは速いラップだった
勝ったストレイトガールはスプリンター馬で高速ラップがマッチした
この年でも11.2をマークしている

続いて遅かったアドマイヤリード17年
後半4F46.0の0.4秒差違いの年

(17年)12.6-11.2-11.8-12.3-12.2-11.1-10.8-11.9
(24年)12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

稍重開催Sペースだったが後半4Fの中に速いラップが入っている

続いて前半3F速い年を比較していく

まずはノームコアの19年

(19年)12.3-10.6-10.8-11.1-11.3-11.2-11.5-11.7
(24年)12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

アエロリットが作り出した破格のラップ
最後は自滅したがそこに同じくクロフネの血を持つノームコアがフィッシュ
レコードだから全体が強いと言うよりは逃げたアエロリットが作り出したペースだからこそのタイムと言える
だたノームコアもそうだし３着クロコスミアも４着ラッキーライラックもそのあとG1で活躍したけどね
本質ではなかったラッキーライラックの４着が1番評価できた
ここでも11.3-11.2をマーク

続くアーモンドアイ
これが怪物なタイム

(20年)12.0-10.9-11.3-11.4-11.1-11.2-11.1-11.6
(24年)12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

45.6-45.0こんなにタイトなラップなのにまだ後傾ラップ。
阪神JFでも話したがラップがタイトなMペースほどレベルが高い
そんでもってさらに4馬身差。
化け物だ
実際直線でまだ前に馬がいれば0.1秒ぐらい縮めてレコード出たよねって本当に思う
これがG1９勝の実力w
前半ここまで速くても11.1-11.2-11.1を記録

最後は去年のソングライン

(23年)12.1-11.0-11.1-12.0-12.3-11.3-11.0-11.4
(24年)12.2-10.5-11.1-11.6-11.4-11.6-11.7-11.7

全然傾向が違うが前半がそこまで速く無い分、後半はかなり引き締まっている
いかにも瞬発力が求められた感じだね
前半は遅いが実力ある馬達が揃うとどこかでラップがタイトになる

そんなことは長々とさておき

結論今年は11.6-11.4-11.6-11.7-11.7とずっと遅かった

なので全体レベルの割に前半が速すぎたし
後半は全体がバテバテだった可能性が高い
先ほども言ったが４F目からずっと遅い

まとめると

先行組は前半飛ばしすぎたから崩れた
後方組は前半飛ばしすぎたから有利になった
ペースが異常に速かったため追走力も問われたので1400経験あるのテンハッピーローズが位置取りできペースが向いた
そして前傾ラップに強いドゥアイズが４着と頑張れた
最後方のルージュリナージュが上がり最速で５着
みたいな感じかな

マスクトディーヴァが４コーナー手前で下がっていったのもペースが速すぎたからだろう

この中で1番強いレースをしたのは２着フィアスプライド
前で受け止め２着
これは評価以上の走りをしたかも知れない
ただ結果的にテンハッピーローズが勝ってしまうのと後半ラップが緩かったので全体レベルが低かった見解としている

ここまでの回顧で前傾ラップになったのに来なかったナミュール
ナミュールは予想にも書いたが前傾ラップに強い馬
正直出遅れはルージュリナージュの位置取りがさらに後ろだったので言い訳になる
調子が悪かったとしか言いようがない。
それか多頭数の前傾ラップの東京マイルが不得意か。
過去にもウインカーネリアンを差し損ねているし。
京都マイルは前傾ラップになりやすく平坦なので差せたが今回は無理だった
調子か、東京マイル多頭数か。
これを見極める必要がある

マスクトディーヴァに関しては最後フィアスプライド交わして欲しかった
前にいた馬は全て沈んでいるからな
少なからずフィアスプライドより楽な競馬はできたはずでアスコリピチェーノはあそこからでも２着に来た
と言うことはペースが速かったのか、単にG1クラスほど強くないのか
またはマイルは向いていないのか。
ここに疑いの余地がある
今回本命にしたが突き抜けた論は自分の中では無いと感じた
フィアスプライドと相対的な考えでは差せるぐらいの力は欲しかったな

個人的ヴィクトリアマイル回顧~

通常府中マイル戦は、速→緩→速の中緩みラップになりやすく内前有利になりやすい＆最後の瞬発力が必要なレースになりやすい

けど昨日のペースを見ると
フィールシンパシーが外から押していって先手を取り、先頭のコンクシェルが譲らなかった事で前半3ハロン33.8秒と例年より0.5秒~1秒も速い流れになった様子。
更に中盤も早めに流れた事で、道中息もつかないキツめのペースに。

その結果、後半600mが35.0秒とかなり遅くなる厳しい消耗戦になったのかなと思う。

この厳しいペースで先行した馬は軒並みバテて崩れ、一気に差し展開に。
↓
マスクトディーヴァ・テンハッピーローズ含め、後ろで脚を溜めてた1発狙いの超人気薄グループが上位に来た模様。

マスクトディーヴァは前が詰まって追い出しがかなり遅れたのが致命的だったけど、地力で3着にくい込んできた。

もたついてるのを横目に、スムーズに進路確保出来て加速できたテンハッピーローズはそのまま展開利を利用して差し切り勝ち。

スムーズならマスクトディーヴァは勝ち負けになってたと思う。

1番凄いと思うのは、その流れを前目で受けて残したフィアスプライド。

マスクトディーヴァ・フィアスプライドは今後も期待出来る強さを見せてくれた。

逆にナミュールはこういった持久力戦は得意なはずだけど、出遅れに加えて海外帰りの疲れで安田記念をメイチにするための叩き仕上げだったからか勝負にならず。
ここは度外視でも良さそう。

この辺のメンバーは安田記念も出てくるかもだから、次走も展開次第で好走は可能だと思うので要注目。

安田記念は香港の一流マイラーも参戦予定だし、日本代表として頑張って欲しい。

👃

ヴィクトリアマイルの回顧。

優勝のテンハッピーローズ、見返せば上がりのタイム悪くないんだよなぁ。前走、前々走のタイムが入着した馬達とほぼ変わらないで後方から上がってるとなると、あの人気は下げすぎだったんだなぁって。

それに展開が良すぎた。第４コーナー曲がって回り誰もいないから

スムーズに加速できたし、逆にマスクは前と横が壁でうまく抜けられず、ようやく抜けたと思ったらもう手遅れ。けどあそこから内に回って3着はさすがだなって。

素人目からしたら以上ですな。

今年のG1

◆ペプチドナイル
前走G2で6着に敗れる
↓
次走G1で2桁人気の大穴となるも、2着に0.2秒差をつけて完勝（フェブラリーS）

◆テンハッピーローズ
前走G2で6着に敗れる
↓
次走G1で2桁人気の大穴となるも、2着に0.2秒差をつけて完勝（ヴィクトリアM）

04/28→菱田裕二Jがジーワン初勝利（デビュー13年目）

05/01→川須栄彦Jがジーワン初勝利（15年目）

05/12→津村明秀Jがジーワン初勝利（21年目）

ここ約半月で新たなジーワンジョッキーが3名も誕生した。

しかもどれもデビューから10年以上が経った騎手達の悲願のジーワン勝利なので感慨深い

▼ヴィクトリアマイル反省
✅テンハッピーローズを取るにはどう考えればよかったのか？

①新潟内回りで差す脚
新潟のダートもそうだが、内回りで差すのは至難の業。それにも関わらず朱鷺Sで前を走るサーマルウインド・ルガルを差し切って勝利。

②安土城Sの上がり
安土城Sの上がり32.3は優秀。
思えば京王杯のレッドモンレーヴと遜色ない脚だった。

③左回り
朱鷺Sも安土城Sも左回り。
右回りでの敗戦はノーカンでよかった。

これで反省終わり。
取れなかった穴馬はきちんと買い要素を検証していく。

どちらにせよナミュールの頭固定で流してたから、紐で拾えてても外れてたけど🤣

朱鷺Sでルガルが負けたとき、このメンバーで負けるとは肩透かしだ！とがっかりしたものだが、今振り返るとそうではなかったということか。これは余談。

ルメール、これで東京芝マイルGI、13レース連続好走なのか。すげぇ、安定感。名馬に乗ってきたのもあるが、それに比べると劣るフィアスプライド(4番人気)もしっかり2着に走らせている。どんな馬でも持ってくるから怖すぎる。これでVM5年連続好走、今年の安田記念はどの馬に乗るのか、非常に注目。

ジャンタルマンタル効果で、株を上げるべきは、ジャスティンミラノではなく、
タガノエルピーダです。

ジャンタルはラップ上では推し量れない、最強マイラーの資質を秘めていました。
このマイル戦で、前崩れの中、勝ち馬から0.2差に食らいついたタガノエルピーダ。
伏線回収の時がきましたね。

グレード制度が導入された1984年以降、
G1を単勝100倍以上で勝利したのは、テンハッピーローズを含めて8頭。

このうち過去にG1初騎乗初勝利を収めた熊沢重文騎手と江田照男騎手騎乗馬以外の6頭はJRAG1初勝利となる騎手でした。

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今思うとモレイラ試練馬券だった。誕生日が9月26日でそのまま当てはめたらほら簡単ですね。あくまでタラレバですが、咄嗟にでも気付いた人はこの難解なレースを取ったのでしょうね。