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小池都知事「感染経路が不明な症例のうち、夜間から早朝にかけて営業しているバー・ナイトクラブ・酒場など、接客をともなう飲食業の場で感染したと疑われる事例が多発している、そのことが明らかになったとの報告。本日のクラスター対策班からのご指摘もふまえて、都民の皆さまに、こうした場への出入りを控えていただくようにお願いしたい。特に若者の皆さまには、カラオケ、ライブハウス。中高年の方々はバーやナイトクラブなど、接待をともなう飲食店などに行くことは、当面、控えていただきたい、自粛していただきたい」

こう要請したうえで、さまざまな影響を受けている飲食店などについて、国に対し、さらなる支援を要望するとともに、都も独自の対策を検討することを明らかにした。

厚労省のクラスター対策班によると、感染経路が不明な事例のうち、キャバレーやバーなどの関連が疑われるケースが38例あり、最近2週間では、これらが感染経路不明の事例全体のおよそ3割を占めるという。

バーやナイトクラブなど、具体的な業種を示し、出入りの自粛を求めた小池知事。

多くの飲食店が軒を連ねる新宿・歌舞伎町で話を聞いた。

バーの店長「命にも関わることかなと思うので、状況によるが、最悪の場合は（店を）閉じるしかない」
バーのオーナー「（補償金について）明確なものも出ていないし、コロナウイルスを感染させないためにという策もわかるので、なんとも歯がゆい感じ」

一方、都内随一の繁華街・銀座では...。

銀座のクラブのママ「銀座は高い家賃を払っていかなければならないので、そういう意味では、営業せざるを得ない部分はあるが、従業員とかわたし自身の健康を考えると、休んでもありかなとは思う。ただ、はっきり言ってもらった方が助かる。決めやすいので」

30日の会見で、あらためて小池知事は「感染者の爆発的な増加、いわゆる『オーバーシュート』を回避して、命を守るため、都民の皆さまのご協力をお願いしたい」と呼びかけた。