全国高校ラグビー 桐蔭学園が優勝 史上3校目の高校三冠達成
2020年1月7日 20時12分
全国高校ラグビー大会は、大阪の花園ラグビー場で7日、決勝が行われ、神奈川の桐蔭学園が奈良の御所実業に23対14で勝ち、9大会ぶり2回目の優勝を果たしました。
決勝は2大会連続で決勝に進んだ桐蔭学園と初優勝を目指す御所実業の対戦で、去年春の全国選抜大会の決勝と同じ顔合わせとなりました。
春の選抜大会で優勝している桐蔭学園は、前半はノックオンなどのミスからピンチを招き、2つのトライを奪われて3対14とリードされました。
それでも後半は、体格で勝るフォワード戦で優位に立った桐蔭学園が6分にトライを奪って4点差に迫り、その10分後にはキャプテンの伊藤大祐選手の突破から、最後はフルバックの秋濱悠太選手がトライを決めて15対14と逆転しました。
桐蔭学園はその後もリードを広げて23対14で勝ち、9大会ぶり2回目の優勝を果たしました。桐蔭学園は前回優勝した際は、東福岡高校との両校優勝だったため、今回が初めての単独優勝となります。
また、春の選抜大会と夏の7人制と合わせて史上3校目となる高校三冠も達成しました。
桐蔭学園のキャプテン、伊藤選手は「単独優勝への思いが強く、それを成し遂げられて本当にうれしい。さらに高校三冠を達成できて大きな自信になった」と話していました。
敗れた御所実業は5大会ぶり4回目の決勝進出でしたが、準決勝まで1つのトライしか許していなかった得意の守りを崩され、初優勝はなりませんでした。