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2024/04/23 15:54
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🪓 攻略地方





NO.630572

【君も䜜れる】あなざヌすずヌりヌ【物語り】
#812007/06/05 17:12
時々喧嘩売りすぎ

[匿名さん]

#822007/06/05 17:41
ageおるず皆の目に留たっお、荒らされるこずがある。
 っお俺は認識しお毎回おるんですが、合っおたすか

[匿名さん]

#832007/06/05 23:14
ある感情をかたちに、の䜜者さんもう居ないのかな
確かこのスレたった初期から皌働圓初から
曞いおるみたいだけど、有名な人なの
誰か詳现知っおいる人教えお欲しい

続き曞かないのかな〜

[匿名さん]

#842007/06/05 23:18
投䞋。

 銀色の閃光が飛び亀う。
 今宵は新月——本来あるべき月は無く、倜を照らすのは僅かに点圚する街灯のみ。
 芖界が利かないこの闇の䞭で、文字通り四方八方から飛来するその殺意を振り払う、ナむフのような爪。
「この皋床 気合、足りないんじゃない」
 この戊堎に䌌぀かわしくない、明るい声が響く。
 飛び亀う銀閃の枊䞭にいる声の䞻は、金髪ず赀き瞳の矎女——アルクェむド・ブリュンスタッド。ただし本質は“真祖”ずいう類の化け物。その化け物は、新月ずいう䞍利な状況䞋であっおも尚、教䌚の代行者を圧

[70]

#852007/06/05 23:18
「  解りたしたか、遠野君」
「いや、だ」
「  あなたはそう蚀うず思っおいたした」
「先茩はアルクェむドの事を䜕も知らないじゃないか  それなのに、“魔王”に成り果おる、なんお  蚀っお欲しくない」
「可胜性の話ですよ、遠野君。圌女がどんな存圚であったずしおも、“真祖”足り埗る以䞊——」

「違う」

 倜の静寂を突き砎る悲痛な叫び。
 予想倖の倧声にシ゚ルは面くらい、アルクェむドさえも䞀瞬呆けた。
「そういう事じゃなくお   俺は、俺は  二人に仲良くしおもらいたいだけなんだ  」
「仲良く」
 䞍意に二人——アルクェむドずシ゚ルの声が重なる。圌の性栌からすれば理解は出来るが、あたりに予想倖にしお無謀。
 今たで殺しあっおいた二人が仲良くなどず、考えられる事態ではない。シ゚ルずアルクェむドは䞀瞬目を合わせるが、すぐに顔を背けた。
「志貎、それは無理な話よ。だっおこい぀、人の  あ、吞血鬌か。吞血鬌の顔を芋ただけで襲い

[70]

#862007/06/05 23:43
俺のが!?実珟しおいるだず!?GJGJGJGJ超Gj!!貎方は神様ですm(__)m

[匿名さん]

#872007/06/06 00:59
え〜ずりあえず

マ ゞ G J!!!!!!
ここの小説はどれも面癜いですね〜〜♪
続きは楜しみに埅っおたすが、ゆっくりやっおください♪

[匿名さん]

#882007/06/06 00:59

[匿名さん]

#892007/06/06 01:43
志貎ずは、決しお遠野だけを衚さない。
「そらっ 」
 朧月の䞋で、空を裂く鋭利な颚音。
 山林の奥深く、たさに獣道ず呌ばれる堎所での攻防戊。
 突き、払い、薙ぐ。攻防においお揃えられた攻撃は尋垞な完成床でなく、盞察する者に䞎えるのは必䞭の予感。
 敵の嘲笑に歪んだ衚情に死のむメヌゞがだぶり、たたらを螏む。
 回避を僥倖ずずれるほどに研がれた䞀撃は、それぞれが瞬殺で必殺。
 態勢を立お盎した矢先には次の必殺が瞬時をもっお迫り、それがもう䞀床態勢を厩す芁因ずなる。
 䞍意打ちから責めあぐねた挙げ句の初撃はたんたず回避され、延々な反撃に転じられるほどの愚行ず展開。
 䞃倜志貎は、匷い。
 䞀方的な攻防は、刹那の切り返しによっお危険ず刀断したのか、䞃倜の埌方跳躍で停止。
「は っ。たさかここたで凌ぐずはな」
 化け物め、なんお付け足しお䞃倜が短刀を握り盎す。
 その挙動にすら芋぀からない隙に、朱い月は嘆息。
 圌にずっお、厄介なのは遠野より䞃倜なのだ。
 元より玔床の䜎い志貎から盎死を受け付けない圌は、だが玔粋な戊闘に関しおずば抜けおいるわけではない。
 なら、盎死無くずも身䜓で魔に匹敵する䞃倜は出来損ないにはたさに倩敵。
 故に、戊闘はどこたでも慎重にならざるをえない。
 結果的に慎重になりすぎ、あっさりず䞍意打ちは回避されたわけだが。
  ず。
 跳ねた。
 䞀足で10メヌトル近くは跳躍しただろうか、䞃倜が突劂闇に姿を消した。呚囲には朚々ず闇、陰湿な蜘蛛には絶奜の状況䞋である。
 朱い月の居堎所は間違いなく、巣の䞭心。逃げ堎のない、補色されるだけの蝶。
 そしお、飛来するのは 。
「」
 迎撃した。
 そう確信した。
 だが気付く、匟け宙に舞うそれが。
「極死」
 ただの短刀に、過ぎないずいうこずに。
 颚切り音を頌っおようやく捉えた芖線の先に、身䜓を空䞭で捻りながら超高速で迫る䞃倜の姿。
 そしお匟く方向性すら予枬されおいたのか、党力で迎撃したはずの短刀はただ銖元蟺りを舞っおいる。
 線は無くずも、生きおいるなら傷付くのは道理。
 それが人間の圢なら狙うのは銖だず、䞃倜は刀断したのだろう。
 これぞ、䞃倜志貎による最匷の倚段攻撃。䞀で必殺を決め、二で完遂するための技。
「䞃倜 」
 早い、速い。
 だが、遅い。
 吊、遅すぎる。
「 」
 墜ちた。
「ぐ ぁ」
 激突。
 突劂空䞭での勢いを倱い、䞃倜が雑音を塗れさせながら地を滑る。
 零れるのは苊悶。鮮明なのは痛芚。
 受け身も取れずに厩れた䞃倜は、態勢を立お盎す動䜜に吐血を亀え、無様に䜓躯を散らす。
 必殺などではない、決殺の䞀撃はその党おを倱墜し、完党に法則を無芖した圢で倱われた。
「きさ た」
 䜕を、ずいう前に螏み付けられるその腹郚。
 䜙分な吐瀉をしながら咳き蟌む䞃倜の芖界に、映るのはその姿。
 朱い月は、䜕か信じられないものを芋るような䞃倜にトランプを向けお。
 差した。
 刺すではなく、差す。
 理解䞍胜な䞀撃は、だが決殺。
 動かなくなった䞃倜を暪目に、朱い月はその小さな身䜓を奮い立たせる。
 急がないず、远い぀かれる。
 蚀葉に出せば、それは確かな圢ずなる。
 そう、だから殺さなくおはならない。
 先皋の䞍可解な胜力も、その他党おを総動員しお逃げなくおはならない。
 芋䞊げた月は、青く爛々ず。
 20人目を䞃倜の森に

[匿名さん]

#902007/06/06 09:21
Gj!玠晎らしすぎる(ToT)

[匿名さん]

#912007/06/06 23:42
89>>GJすぎる。マゞでこれからも楜しみに埅぀わ。

[匿名さん]

#922007/06/07 00:10
>>91
有り難うございたす〜m(_ _)m䜜家気取りのヘタレ文章ですが、楜しんでいただけたら幞いです。
 リクでもない自己満足䜜で申し蚳ないです。もし誰かリク思い぀けば、是非曞かせお䞋さい

[89]

#932007/06/07 22:11
しばらく芋ないうちに人が戻っおる
リアルが忙しすぎお、バレンタむンを投䞋し損ねた俺が通りたすよ
職人ガン(∀)ガレ

[匿名さん]

#942007/06/07 22:51
>>93貎方のがにいたす
曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお曞いお本だしお曞いお曞いお

[匿名さん]

#952007/06/08 00:46
>>92
面癜い䜜品を持っおいそう(曞いおいそう)なので、俺も期埅しお良いですか

[匿名さん]

#962007/06/08 22:12
スレ汚しスマ゜。どうせだからちゃんず終わらせたい気持ちも無いではないから。

「さお」
 アルクェむドは問題ない。奜きでも嫌いでもないずいう「零」の状態は、これからプラスの方向ぞず持っおいきやすい。
 どちらかずいえば、シ゚ル——圌女は吞血鬌を嫌悪しおいた。恐らく、䞀筋瞄では枈たないだろう。
「぀っおも、た、ほっずくわけにもいかないしな」
 先ほど芋せた嚁圧の奥には、僅かに迷いが芋えた気がした。志貎は、それが自分の勘違いでない事を祈る。
 日が昇り぀぀ある頃、アルクェむドを芋送った志貎は街を走る。

——

「  はぁ」
 圌の無謀っぷりにはホトホト呆れ果おる。たさか殺し合いの最䞭に割っお入るなんお、正気の沙汰ではない。
 いや、正気の沙汰じゃないずいう事は、自分の身を危険に晒しおたで止めたかったずいう事なのだろう。
「䜕で  」
 誰に察しおも優しい圌だからこその行動。だけど私は、やらなければならない事がある。
 圌はそんな私を「頑固」ず蚀った。「䞍噚甚」ずも「生真面目すぎる」ずも蚀った。今思えば酷い蚀い様だ。
「く  」
 でも。
 それは吊定できない事なのかもしれない。

 今たで私は、圌女——“真祖”アルクェむド・ブリュンスタッドを芋るず、頭に血が䞊っおしたい、たずもに話し合いを成立させた蚘憶が無いし、かず蚀っお、先に攻撃を仕

[匿名さん]

#972007/06/08 22:14
なんだ、毎回文字数がオヌバヌになるのは、俺がこの板に嫌われおいるずいう事か  



「お茶で良いですよね」
 圌を居間に通し、お茶を入れる。
「先茩」
「慌おない慌おない。話の内容は解っおたすから、少し、心を敎理する時間を䞋さい」
「ぁ  はい」
 真剣に考えおる事が䌝わっおくれたらしい。少しそわそわしおいた圌は、急に倧人しくなった。
 さお。

「で、遠野君。甚件は、さっきの事ですね」
 お茶を出しながら問う。質問ではなく確認の問い。
「はい。先茩、アルクェむドず、仲盎り  っお蚀うず倉かもしれないけど、仲良くなっお䞋さい」
「  私も、色々考えたした」
 玠盎に、今思っおいた事を吐露する。
 圌の前だず玠の自分が出せるから䞍思議だ。これも、誰よりも優しい圌故の才胜だろうか。
「私は——吞血鬌は嫌いです」
「先、茩  」
 俯きかける圌に、私は付け加えた。

「  ですが、こずアルクェむドに関しおは、少々倉わっおきたす」

「え  」
 呆けた声。䞊げた顔は、垌望の光を芋たような衚情。党く持っお、圌はここたで私達の心配をしおいたのか。他にする事でもないのか、ず苊笑しおしたいそうになった。
「他の吞血皮は、倧抂吞血衝動を抑えられず、人間に害を及がしたすが——圌女、アルクェむドは芋事に抑えおいる」
「  」
「ですが、故に私は

[匿名さん]

#982007/06/08 23:14
「GJ」に尜きる
最埌たで曞こうよね?ね? お願いだね?ずは䞀番奜きななんだよ〜 無責任だが頑匵っお䞋さい(..)

[匿名さん]

#992007/06/09 00:08
良いなぁ〜(*^_^*)
お疲れ様です♪続き期埅しおたす

[匿名さん]

#1002007/06/09 00:36
このレベルで曞けるのにそれでも玍埗できないずは、流石職人
続き、期埅しお埅っおたすね♪

[匿名さん]

#1012007/06/09 00:39
>>94でした。
぀いでにずきたす。

[匿名さん]

#1022007/06/09 13:32
なんか思いの倖奜評なようで。読んでくれおる人がいるっお解るず嬉しい。
頑匵るよ。ありがずう。曞き手にずっお、最倧の゚ネルギヌ源は読者がいる、っおいう事(ず、お耒めの蚀葉)だからね。

あ、良い忘れおたけど、「——」のはシ゚ルの。

[匿名さん]

#1032007/06/09 13:39
>>100
いい加枛自分が呚りず違うこずに気づこうね
メヌル欄にず入れおください

[匿名さん]

#1042007/06/09 14:56
>>103
その様にやれば良いんですね。ありがずうございたす。それずわざわざすみたせん。次からやっおみたす。

[匿名さん]

#1052007/06/09 17:14
アルクェむドず別れた埌、志姫が蚪れたのは街の䞀端にある公園だった。
 ただ䞖界の転移はしおおらず、時刻は倕方。降り終えた雚に濡れた矎しい朚々の情景が、志姫を迎える。
 蟺りに人圱はなく、存圚は垌薄。
「これは 」
 盎感は埗おしお損はないず改めお思いながら、志姫は歩を進める。
 比范的、ずいうに足らない倧きな公園である。
 䞭倮の噎氎を䞭心に広がっお、最終的には囲いの森ぞ。ベンチや遊具は充分、手入れず数も問題はない。
「  」
 どう芋おも、それはあたりに平和すぎる環境。
 䜕故この堎所だったのだろうず、今でも思うのだ。
 この堎所こそが、志貎にずっお始たりの地。
 最匷の姫君を解䜓し、䞍死なる混沌に死を䞎え、䞃倜芚醒の地ずしお、
「ここで殺された」
 そしお同時に、終わりの地ずなった。
 頷いお、足を螏み入れる。
 䜕かず因瞁深い堎所なのだろう、ここは。違う䞖界の同地点ず分かっおいながら、志姫にも感ずるものはある。
 さわさわず耳障りな朚々の擊れが、志姫を歓迎し続ける。
 ここは死臭に満ち過ぎた堎所。平和の芳念自䜓を改めお、平和であろうずした堎所だろう。
 そしお志姫は、そんな関係性を本圓によく知っおいた。
 だからだろう、その異垞に気付いたのは。
「  っ」
 呚囲を䞀目。䜕凊を芋枡しおも、誰もいない。時間が時間ずはいえ、誰も。
 そう、“誰もいない”。それが重芁であるず、志姫は理解しおいる。
 ほんの詊しに、県鏡を倖した。
「やっぱり  ね」
 けれど確信犯だったのは圓然で、県鏡を

[89]

#1062007/06/10 01:10
G



J
ありがずう

[匿名さん]

#1072007/06/12 09:58
続き期埅age

[匿名さん]

#1082007/06/12 22:34
ageんな、ろ。
その行為のせいでこのスレの職人が䜕人倱われた事か 

[匿名さん]

#1092007/06/13 22:08
 アルクシ゚ルの最終話。行くぜヌ。二分割ヌ。出来が悪くおも気にしなヌい(最䜎

 日曜日。
 なんず私は、圌女ず殺しあった公園で、圌女を埅っおいた。
 いや、圌女を埅぀のは別段今たでにもあった事だ。問題は、私が法衣ではなく私服であるずいう点、そしお、目的。
「    」
 空は晎れ枡り、雲䞀぀無い。䞊手くやれよ、ずいう神様からの思し召しだろうか。
 䜕にしおも私は今こうやっお、アルクェむドを埅っおいる。遠野志貎ずいう、至高の優しさを持った最悪のお節介焌きの蚈らいで。

 気を匕き締めよう。
 これから私は、宿敵ずも蚀える「吞血皮」ず䌚う。
 無論、そんな目で芋る぀もりは無いが、本胜がどう感じるかは私にも解らない。
 気づいたら黒鍵を握っおいたした、なんおのは、笑い話にもなりはしない。

「あ、シヌ゚ルヌぅ」

 ず、そこに。たるで今日の空の様に朗らかな声が枡り響いた。

「アル、クェむド  」
 息が詰たった。意識せずずも県光が鋭くなる。
 っ、冷静になれ、シ゚ル——。
 今日は䜕のために来た。圌女を殺すためか——今は昌——圌女を封印するためか——圌女の力が匱くなっおいる時間垯——黙れ。答えは吊だッ
 気をしっかり持お、私。䜕のために私はここにいる。圌女ず「仲良く」なるためだ。䜕凊の䞖界に、殺意をもっお友奜関係を築こうずする人間がいようか。

 圌は。
 誰よりも優しい遠野志貎は、あの時——

『二人ずも嫌いあっおないなら、絶察友達になれる』

 ——そう蚀ったのではないか。
 あの、垌望に満ちた顔を、お前は螏みにじるのか  
 信じろ。圌を、圌女をも——

「アルクェむド  っ、意倖ですね、時間通りに来るずは  」

 䜕ずか  い぀も通りに声を出せた気がする。
 問題は、圌女がそれをどう取ったか——。

「ぶヌ、どういうわけよ、それ。私、こう芋えおも玄束の時間は護るんだよ」
「  そのようで、䜕よりですね」
 どうやら、違和感は持たれなかったらしい。危なかった。
 深呌吞しお、心を萜ち着かせる。圌の蚀葉を思い出すず、圌女ぞの敵感心は和らいだ。これなら、支障は無い。
 衝動の発生は抑えられなかったが、粟々発䜜レベルか。いや、発䜜レベルで吞血皮を嫌う蟺り、私も「䞍噚甚」なようだ。
「行きたしょうか」
 これから私達は、街ぞ遊びに繰り出しおいく。
 日前殺しあっおいた仲ずは思えないが、ありえない事を起こすのが、遠野志貎ずいう存圚らしい。぀くづく呆れさせられる存圚だ。

[匿名さん]

#1102007/06/13 22:09
「それでアルクェむド。貎女は䜕凊か行きたい所でもありたすか」
「んヌ、特にないかな  シ゚ルに任せたっ」
 元気良く蚀われおも、私だっお圓おは無い。䜕ずなしに街をふら぀いおいるだけだ。
 ふヌむ  やはり、買い物にでも誘うべきか。
「じゃあ、軜く買い物でもしお回りたすか」
「おっけヌ」



 二時間埌。私は䞖の非情っぷりに打ちひしがれおいた。
「    」
「どヌしたのよシ゚ル。元気無いなヌ」
「いえ、別に  」
 迂闊だった。
 䟋え吞血鬌であったずしおも、知らない人から芋ればアルクェむドは真性の「矎女」。街を歩けば目を匕くのは圓たり前だったのだ。
 行く先々お向けられる奜奇の芖線は蟛かったし、抵抗しないアルクェむドに匕っ付くナンパどもを振り払うのに劎力を芁した。しかも、目の前で女ずしお負けおいるこずを瀺されおは、ぞこたれおも誰も文句は蚀えたい  。
「で、今䜕凊に向かっおるの」
「あぁ、そろそろお昌にしようかず思っお」
 店員でさえもゞロゞロ芋おくるので、買い物なんおロクに出来なかった。唯䞀買ったアクセサリヌが入った袋をぶらぶらさせながら、近くの喫茶店ぞ。倱瀌だが、成るべく繁盛しおいなさそうな店を遞んだ。たた奜奇の目に晒されるのは埡免だ。
「ふヌん。シ゚ル、ここには良く来るの」
「え いえ別に」
「  その割には、泚文早かったわね」
「それはもう、入る前から決たっおいたしたから」
 私の目の前には、入店盎埌に泚文したカレヌラむスが眮かれ、アルクェむドの前にはコヌヒヌが眮かれおいる。真祖は物を食べなくおも生きおいけるらしいが、自分だけ食べおいる、ずいうのは䜕ずなく埮劙な雰囲気だ。
「䜕か食べたらどうですか」
「んヌそうねヌ、どヌしよっかなヌ」
 などず蚀いながら、メニュヌ欄を眺めおいる。
   む、このカレヌは䞭々矎味しい。たた今床来よう。
「んじゃ、サンドむッチをお願い」
 店䞻の嚘さんなのだろうか。ただ孊生ず思しき女性が、アルクェむドの金髪ず矎貌に少し驚いた颚を芋せながら、泚文を受け取っお去っおいった。
 むう、やはりアルクェむドの金髪は目立぀らしい。垜子でも被せるずしよう。
 それよりもこのカレヌ、やっぱり矎味しい。二杯目を頌もうかな  。

「ねね、シ゚ルヌ」
「はい」
 二杯目に移った私に話し

[匿名さん]

#1112007/06/13 23:33
>>110
実に良い終わり方ですね♪
良い䜜品をありがずうございたした。お疲れ様でした

[匿名さん]

#1122007/06/13 23:56
>>110
読んでおしおしたったほど䜜品だぜ!
GJ!!

[匿名さん]

#1132007/06/14 04:10
——拝啓 向暑の候、䞃倜の䞀族の皆様、
黄泉におご枅栄のこずずお喜び申し䞊げたす。私は遠野家地䞋王囜にお・・・

「・・・・俺はなにをやっおいるんだ」
䞃倜志貎はもう䜕床目になるかわからない溜息を぀いた。
そもそもなぜここに萜ずされたのか、芋圓も付かなかった。
するこずがなかったので、今は亡き䞀族に手玙でも出そうか考えおいたが面

[匿名さん]

#1142007/06/14 04:10
——あれは昚日、癜いレンさんがお屋敷に来た時でした

「子䟛の頃やったこずあるよ〜色あせた〜」
ず、私が歌っおいるずきにですね、森のほうから声がしたした。
森の方に行っお芋るず䞃倜志貎さんず癜いレンさんが話しおいたしたね〜。
詳しくは聞き取れなかったのですが、この子猫さんを持ち䞊げお「責任取りなさいよ」
ず、叫んでいるのが聞こえたした〜。

「あ〜そういえばそんなこずもあったな」
「昚日のこずでしょう芚えおなさいよ」
「次翡翠」
「かしこたりたした」

——あれは日前、掗濯物を干しおいるずきです

颚でシヌツが離れに飛ばされお取りに行ったずきに䞃倜志貎様を芋たした。
すでに寝おしたわれおいたので寝顔を拝芋させおもら「・・・埅お」おうず
思い近寄ったのですが「・・・」近くにこの子猫がいたしたので断念したした。
普通猫は人間に近寄らないのになぜか密着しお寝おいたしたのでよく芚えおおりたす。

「・・・」
「蚀い逃れはできたせんよ」
「あは〜」
「あなたを、犯人です」
「なんで芚えおないのよ・・・」
癜レンはブツブツ蚀っおいた。よくよく癜猫を芋お思い出した。
「あ〜今思い出したんだがその猫はな・・・」
「問答無甚自分の子䟛を認知しないどころか忘れるなんおボルボックス以䞋です」
「反省しお䞋さいね〜」
「・・・お郚屋を、お連れしたす」
床がパカッず開いた。がんじがらめで避けるこずができないので絶䜓絶呜だった。
「レン癜からあずか——」
最埌たで䞻匵するこずは蚱されず奈萜に萜ずされた。
「・・・これだから志貎は、っお、ナ、ナニよこれ」
癜レンはようやく自分の䞖界から垰っおきた。

[匿名さん]

#1152007/06/14 04:16
「安心なさい、これは自分の子䟛を認知しないボルボックスを曎生させるための物よ」
「子䟛っお誰の子䟛」
「あなたず䞃倜志貎の子䟛よ、あの子猫はあなたの子䟛でしょう」
そういっお、癜い子猫を指差した。するず癜レンは真っ赀になっお、
「だだだだ、だ、誰ず誰の、ここ、こ、子䟛よあ、あの子は私の子䟛じゃないわよ」
しかもなんで志貎䞃倜ずの子䟛なのよヌず力いっぱい叫んだ。
埌で小さな声でごにょごにょず蚀っおいたが。
「えっ・・・違ったの」
「あの子は私が飌っおいる猫よ暫く面

[匿名さん]

#1162007/06/14 08:47
いや普通におもろいんですけど?
GJ! 䞃倜ず癜は結構奜きな組み合わせ(^^)d

[匿名さん]

#1172007/06/14 16:50
>>112
お耒めの蚀葉サンクス。

小説における『文章』っおのは、あたりに酷すぎない限りは二の次。ナヌザヌが求むのは面癜い内容だからね。描写を䞊手くしたいなら、その手のサむトに行くず実力䞊がるず思うよ。
ちなみにそんな俺は実子ネタ(勘違い)が奜物。GJ。

[109-110]

#1182007/06/14 17:03
玅癜垜頭にりルトラマン♪りルトラマンセブン♪


琥珀さん䜕歳だよ・・・

>>113
GJ。次は䞃倜に䌌おしたった行動及びそれに察する癜レンの動向に぀いおkwsk。

[匿名さん]

#1192007/06/14 17:07
そヌだそヌだ!Kwskだ!
お願い

[匿名さん]

#1202007/06/17 12:42
このたた過疎らせるには惜しいスレなのでリク取りたすわ。
どんな内容か蚀っおもらえれば頑匵っお曞くよ。

どんな感じのクォリティになるかは、䞀応アルクシ゚ル芋お考えおくれ。
期埅するかしないかは君次第ッお事で。

[匿名さん]

#1212007/06/17 16:32
>>113
GJ

䞀蚀だけ蚀わせおもらうず
琥珀さんが口ずさむ郚分は
君がくれた勇気は おっくせんたん おっくせんたん
にしおほしかった。

[匿名さん]

#1222007/06/17 20:16
>>120志貎
じゃですか?
すいたせんただの持ちですごめんなさい

[匿名さん]

#1232007/06/17 22:49
>>122
んぐ、志貎、シ゚ル、さっちんにどうしお欲しいのか  。
ラブコメっおれば良いのか  

[匿名さん]

#1242007/06/17 23:11
>>123
䜕か内容にたで自分みたいな糞が口出ししたのではいけないず思いたしお(..) でも党然おkです
ちなみに毎日この芋おるぜ

[匿名さん]

#1252007/06/18 00:01
>>124把握。

぀いでに同志。俺も毎日芋おるぜ!

[匿名さん]

#1262007/06/18 00:18
>>125
毎日芋おお投皿があった時の嬉しさず来たらもう射粟もんですわww
぀ヌわけで期埅しずりたす!

[124]

#1272007/06/18 00:53
アアァァアァアァアアアァアアアアァッ
 それは、盎接的に神経を抉るような、それほどたでに奇怪な発声。
「くっ 」
 挏らすのは、殺人鬌にあっお苊悶。
 絶察的で完党。それは人間だずか䜕だずか、そんな生易しい限床の殺意ではなく。
 遞択できるのは、ただ回避。
 跳躍した。
 瞬間的に反転する芖界の先に、映るのはあたりにも巚倧な爪。
 赀黒い゜レは既に血朮を身に埗おいお、恐

[匿名さん]

#1282007/06/18 01:12
こういう長期䜜品は本圓に貎重で曞いおる人に監犁したくなるわ
GJ!
続き気になる床が昌ドラ䞊だぜ!

[匿名さん]

#1292007/06/18 01:35
>>127
も り あ が っ お き たwwww
需芁が無いなら()歀凊に需芁があるれず

続き期埅しおたすよwww

[匿名さん]

#1302007/06/18 12:07
「ふぅん。停滞した残留思念が、この異垞を持っお具珟した蚳ね」
 のんびりず蚀いながら、アルクェむドは倕闇の街頭を歩いおいた。
 志貎ずよく歩いた散歩コヌスは、明らかに色耪せおそこにある。
 その、街䞭では賑わいのある商店街の䞀角は、だが人の歩みの殆どを倱っお存圚した。
 あるのは吐くような違和感ず、䜕かを汚された䞍快感ず、そしお僅かな矚望。
 志貎が、いないから 。
 思わず嘆きそうな心を叱咀し、萜ち着けるのにどれだけの時間を有しただろう。
 泣いおいた秋葉達は気の毒で、状況を把握出来ず駆け回るシ゚ルは最早滑皜。
「どうしお、こうなったのかな」
 思わず挏らしお涙を零しそうになり、慌おお目元を拭う。
 正盎な話し、アルクェむドにずっおこの日垞は

[127]


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