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柔道の世界選手権第３日（２７日、ロシア）、で男女各１階級が行われ、女子５７キロ級でロンドン五輪金メダリストの松本薫が２回戦で敗退した。

右ひじ手術の影響でロンドン以来、世界選手権に出ていない松本はポイントが稼げず、世界ランクは２１位。

ノーシードで組み合わせも２回戦でロンドン銅、昨年世界選手権銀のマロイ（米）と対戦。

２４秒、腕ひしぎ十字固めで一本負けした。

ロンドンでは「野獣」とおそれられた松本だが、ロシアではその面影はなかった。

また男子７３キロ級で連覇を狙った大野将平も４回戦で韓国選手に一本負けした。

上野は昨年９月、在籍する天理大柔道部で下級生に対する暴力事件が発覚。

加害者の大野は活動禁止、強化指定選手取り消し処分を受けた。

それについて大野は「あれは周りが騒いでいただけ。この世界は勝てば文句は言われないんです」と本紙の取材に答え、まったく反省していなかった。

そうした謙虚さのなさ、おごりたかぶった気持ちが試合にも出て、あっさり一本負けしたのであろう。