30日の朝、伊勢市で故意に車で知人をはねたとして殺人未遂の容疑で土木作業員の男が逮捕されました。
逮捕されたのは度会郡度会町棚橋の土木作業員(22)で、30日午前5時55分ごろ、知人で多気郡明和町の塗装業の男性(20)を軽四自動車で故意にはねた疑いが持たれています。
警察の調べによると、些細なトラブルから容疑者のグループ5人が伊勢市御薗町長屋の堤防沿いにこの知人男性らを呼び出したところ、9人のグループで現場に現れたため、容疑者が車に乗って慌てて逃げようとした際、車の前に立っていた男性をはねたということです。
はねられた男性はその場で転倒し、腰をうって約1週間の安静を要する打撲を負いましたが命に別状はありませんでした。
容疑者はその場から逃走しましたが、30日午後10時ごろに逮捕されました。
警察の調べに対し、容疑者は「人とはぶつかったが、人が前に立っていることには気づいていなかった」と供述していて、殺意に対しては否認しているということです。警察では事件当時の状況など詳しく捜査しています。