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インターネットによりコミュニケーションの輪が広がり便利になる一方で,インターネットを悪用した行為が増えており,他人への中傷や侮蔑,無責任なうわさ,個人のプライバシーに関する情報の無断掲示,差別的な書き込みなど,人権の侵害につながる情報が流通することがあります。また,特定の民族や国籍の人々を排斥する差別的言動(いわゆるヘイトスピーチ)を含む内容の書き込みがされることもあります。
インターネット上に上記のような個人の人権を侵害する情報が掲載されても,発信者が誰か分からないことが多く,そのような場合,被害に遭われた方が直接被害を回復するのは困難です。そこで,被害に遭われた方は,プロバイダ,サーバの管理・運営者など(以下「プロバイダなど」といいます。)に対し,発信者の情報の開示を請求したり,人権侵害情報の削除を依頼したりすることができます。
hate speech. 人種、民族、宗教などの違いに基づき、特定の個人、集団、団体などを、差別的意図をもって攻撃、脅迫、おとしめる言動。 「憎悪表現」「差別的表現」ともいわれ、ヘイトクライム(憎悪犯罪)の一種である。 一般的な悪口とは異なり、明確な差別的意図に基づく暴言、暴力や差別的行為を助長・扇動する言動をさす。