>>451
調べた
オーダー・ドリブン方式+連続取引=「連続オークション方式 (continuous auction trading)」(「ザラ場方式」)
オーダー・ドリブン方式+コール取引=「(定期的)コール・オークション方式 (periodic/repeated call auction trading)」(「板寄(いたよせ)方式」)
クォート・ドリブン方式+連続取引=「マーケット・メーク方式」
がある (例: 井上, 2006). 例えば, 東証では, 売買立会の始めの約定値段(始値)や売買立会終了時における約定値段(終値), あるいは売買が中断された場合の中断後の最初の約定値段は板寄方式によって決められ, それ以外の, 売買立会時間中はザラ場方式によって取引が成立させられるという点で, ハイブリッド型と言える.
一般に, 流動性の高い証券に対してはオークション方式が, 流動性の低い証券に対してはディーラー方式が上手く機能するとされる. 流動性の低い, すなわち, 売買頻度の低い証券がオークション方式によって取引されているケースでは, その証券の取引価格に影響を及ぼすようなニュースがあった場合に, 売買注文が片サイドに偏り易く, 従って取引価格が過大に上下し易いと考えられる. 他方, それがディーラー方式であれば, その証券の値付け義務を負うディーラーが常に取引の相手方として存在することになるから (そのディーラーが値付け業務から撤退しない限りにおいて), 取引価格の過大な変動を抑制することができると考えられる.