球団は、8月11日に事態を公表する。川村浩二・球団社長は「看過できない。どんな場合でも暴力は許されない」と激怒。中田は、1、2軍のすべての試合で無期限出場停止の処分を受けた。
「発表までに1週間かかったのは、東京五輪で金メダルをとった『侍ジャパン』の活躍に水を差したくないという配慮があったのでしょう。ただ事件を目撃したのは数人です。内々に処理もできたハズ。公表に踏み切ったのは、それだけ球団が今回の騒動を問題視している証拠です」(同前)
中田はチーム内で「大将」と呼ばれ、後輩の指導に熱心なのは有名な話だ。「中田賞」をもうけ、活躍した選手には自腹でプレゼントを贈呈。15年に15勝を上げた大谷翔平(現エンゼルス)には、万年筆を贈った。また地元・広島へ遠征した際には、「中田会」と称し同僚を実家に招き食事をふるまう。選手同士で外食するさいは、必ず全額料金を負担しているという。その一方で、こんな批判の声も……。
「中田はコーチ兼任で40歳の鶴岡慎也をのぞけば、野手最年長です。チームを引っぱっていこうという自覚が強いのでしょう。時に言動が厳しくなることもあります。選手の中には、萎縮している人間もいる。昨季『相手にならないというか眼中にない』と苦言をていされた清宮幸太郎や野村佑希など、若手が伸び悩んでいるのは中田が一因という見方もあるんです。
最近の選手は大人しいですからね。中田が良かれと思って行う『かわいがり』も、パワハラと受け取られかねないでしょう」(スポーツ紙担当記者
「発表までに1週間かかったのは、東京五輪で金メダルをとった『侍ジャパン』の活躍に水を差したくないという配慮があったのでしょう。ただ事件を目撃したのは数人です。内々に処理もできたハズ。公表に踏み切ったのは、それだけ球団が今回の騒動を問題視している証拠です」(同前)
中田はチーム内で「大将」と呼ばれ、後輩の指導に熱心なのは有名な話だ。「中田賞」をもうけ、活躍した選手には自腹でプレゼントを贈呈。15年に15勝を上げた大谷翔平(現エンゼルス)には、万年筆を贈った。また地元・広島へ遠征した際には、「中田会」と称し同僚を実家に招き食事をふるまう。選手同士で外食するさいは、必ず全額料金を負担しているという。その一方で、こんな批判の声も……。
「中田はコーチ兼任で40歳の鶴岡慎也をのぞけば、野手最年長です。チームを引っぱっていこうという自覚が強いのでしょう。時に言動が厳しくなることもあります。選手の中には、萎縮している人間もいる。昨季『相手にならないというか眼中にない』と苦言をていされた清宮幸太郎や野村佑希など、若手が伸び悩んでいるのは中田が一因という見方もあるんです。
最近の選手は大人しいですからね。中田が良かれと思って行う『かわいがり』も、パワハラと受け取られかねないでしょう」(スポーツ紙担当記者