お笑いトリオ・パンサーの向井慧が7日、都内で行われたイベントに出演。
自身が昨年、男前1位に輝いた毎年恒例の「よしもと男前ブサイクランキング」について、「誰も興味がなさすぎて、廃止になった」と明かした。
同ランキングは、よしもとが発行していた月刊誌「マンスリーよしもと」の企画として2000年にスタート。
毎年、一般投票を行い、「男前ランキング」「ブサイクランキング」を発表。
10年には、女芸人版として「べっぴんランキング」「ぶちゃいくランキング」も加わり、結果発表時にはマスコミを集めて記者会見を行っていた。
「10代のお笑いファンが多く投票していたため、ランクインするのは若手芸人がほとんど。
テレビではあまり見かけないながらも、劇場で人気のある“旬の若手”がわかるランキングとしても機能し、業界関係者はキャスティングの参考にするため注目していた」(芸能ライター)
そんな“顔見せ”の役割も担っていた同ランキングだが、よしもと側に旨味がありながらも廃止された理由は、やはりあの騒動のようだ。
「アジアン・隅田美保が、テレビ界から去ったことが原因のようです。
隅田は昨年3月にレギュラー番組を自ら降板し、今後テレビに出ないことを表明。
現在は、劇場を中心に活動していますが、共演者から“ブスいじり”をされることはなくなったといいます」(同)
くだんのランキングでは、3年連続で首位を獲ると“殿堂入り”するシステムがある。
相方の馬場園梓が13年に『べっぴんランキング』で殿堂入りする一方、隅田は12年に『ぶちゃいくランキング』で殿堂入り。
昨年7月には「FLASH」(光文社)の直撃に対し、テレビから消えた理由を「普段から『ブス、ブス』と言われるのがホンマに嫌で、バラエティ番組でみんなにいじられてるせいで、婚期を逃している」と語ったことで、お笑い業界に衝撃が走った。
「隅田の告白は、お笑い関係者にとって大変ショックなものだった。
殿堂入りすると、ランキングが続く限り名前が出続けることになるため、こうなっては続けられません。
ただ、今年、悪質な無免許運転で逮捕されたベイビーギャング・北見寛明が、昨年の『男前ランキング』で3位にランクインしていましたから、その点は好都合なタイミングでの廃止といえるかも」(同)
ネタ番組が減り、長い氷河期をじっと耐えているお笑い業界。
劇場レベルの若手芸人のアピールの場が、また一つ失われてしまったのは残念だ。
【日時】2016年06月08日(水) 17:00
【提供】日刊サイゾー