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俳優の浜辺美波が「第32回 橋田賞」新人賞を受賞し、10日に都内にて開催された授賞式に出席した。

◆浜辺美波「他の人の人生を生きているような気がしない」

浜辺は、NHK連続テレビ小説『らんまん』で主人公・槙野万太郎の妻・寿恵子役を健気に凛々しく好演。安定感のある落ち着いた演技で、明治の女性を青年期から壮年期まで見事に演じきったとして同賞を受賞した。なお『らんまん』は作品としても「橋田賞」を受賞したほか、万太郎を演じた神木隆之介も同賞を受賞している。

華やかなドレスに身を包んで登壇した浜辺は「この賞をいただくにあたり放送を見返したんですが、撮影していた時にはこんな思い出があったなとかいろんなことが思い返されました」と受賞にあたり、本作を振り返ったという浜辺。長田育恵氏が手掛けた脚本について「本当にページをめくるたびに愛が溢れてきてそんな世界で過ごす時間は本当に人生の中の一部というか、他の人の人生を生きているような気がしない」と自分の人生のように感じるほど濃密な時間だったと語った。

「幸せな時間を過ごせていただいて、その思い出がこのように形でいただけたことでも幸せに思います。 これからも誠実に作品に向き合ってまいりたいと思います」と謙虚な姿勢を見せていた。

◆「第32回 橋田賞」

「橋田賞」は、日本人の心や人と人とのふれあいを温かくとりあげてきた番組と人に対して顕彰助成するもの。授賞式にはこのほか、「橋田賞」を受賞した相葉雅紀、神木隆之介、北川景子、浜辺とともに「橋田賞」新人賞を受賞した趣里らが出席した。（modelpress編集部）