>>313
子ども医療費の無料化が広がっているが良い事ばかりでは無いやろ。
かつては富裕自治体のサービスが目立ったが、無料化は今や全自治体に広がっている。
いま、通院費では「中学生まで」と「高校生まで」助成するケースが8割に達する。
子育て世帯のつなぎとめ策だが、過剰医療の懸念もある。
・子育て支援策として有効か
・子どもの健康にプラスばかりか
・医療費の膨張は許容できるか
自治体が居住する子どもの医療費の自己負担分を助成するサービス。
通常、医療費では、就学前で2割、小学生以上で3割を患者が自己負担するが、自治体が肩代わりしていることが多い。
自治体によって、親の所得制限や一部負担金を設けているところもある。
● 矢嶋茂裕さん(小児科医)「低いコスト意識 過剰医療も」
子どもの医療費の無料化対象を自治体が競って広げているような現状は、行き過ぎだと思います。
無料であるがゆえに、一部の患者は過度に受診し、過剰な検査・投薬をしている医療者もいる。
それが、公費負担の増大を招いているからです。
無料だからと、軽症でも夜間・休日を問わずに受診する「コンビニ受診」を生んでいます。
地方では少子化が進んだため減りましたが、全国的にはまだ安易な受診も指摘されています。
自宅でも対応できる鼻づまりの対処や、薬局で買えるハンドクリームのような薬を処方してもらうために、子どもを漫然と医者に通わせ続ける方もいます。
自己負担はゼロでも、費用は保険料と税金で支払われます。
良い面ばかりが広報されるけど、弊害も理解する必要有り。