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信長を特別に残虐だとは思わないね。
まず当時の仏教勢力を平和的存在と見るのは間違いだからね。戦国大名の一種と見た方がよい。
多数の武装した僧兵を抱えて戦国大名と対等に戦ったほか、仏教勢力同士でも大規模な殺しあいをやってるよ。
また仏教勢力は、例えば延暦寺は琵琶湖の水運を握り、短い区間に数十ヶ所の関所を勝手に作り、篦棒な通行料を取って莫大な利益を上げていた。
これは自由な物流で産業振興を目指した信長の意向(楽市楽座)に反するし、また物を作って売りたい農民や商人にも不自由な状態だ。
つまり仏教勢力は自らに莫大な利益をもたらす古くて不自由な秩序にしがみつき、それを改めようとする信長に武力で抵抗したわけだ。
要は信長は既得権益にしがみつく守旧勢力を倒したんだよ。
信長は一人のアイディアと力で我が国の近世の扉を開いたと言っていい存在だと思う。
この信長のお陰で我が国の宗教は武力を持たない平和的な存在になった。
家康だって信長が全国統一の基盤を作れなかったら264年に及ぶ平和な時代を作れなかったはずだよ。