思わず涙が出そうになったドラフト会場での「準硬式野球部」のアナウンス
スポーツ報知 11/9(水) 16:03配信
思わず涙が出そうになったドラフト会場での「準硬式野球部」のアナウンス
準硬式球を手にプロでの活躍を誓う関学大・坂本工宜
「準硬式? そんなもん、しょせん二流の野球だろ!?」。今でも忘れない、5年前の8月。当時、準硬式野球部のマネジャーだった私は、石川・金沢市で行われた「清瀬杯大学準硬式野球大会」に出場していた。勝っても負けても引退、大学4年間の集大成を飾る大事な大会で、観客席にいた年配の男性に掛けられた言葉がコレ。「そんなことないですよ」と返すのが精いっぱいで、ただただ後味の悪さが残った。
そんな“二流”の準硬式野球界にこの秋、快挙が起きた。10月20日のドラフト会議で、帝京大の鶴田圭祐投手(22)が楽天から6位で、関学大の坂本工宜投手(22)が巨人から育成4位で指名されたのだ。一気に2人もプロの門をくぐることになり、担当するオリックスの取材でドラフト会場を訪れていた私は、響き渡る「準硬式野球部」のアナウンスに思わず涙が出そうになった。
[匿名さん]
とはいえ「準硬式野球」はあまり聞き慣れない言葉だろう。私も学生時代から今に至るまで、準硬式って何?と何十回と聞かれてきた。手っ取り早いのが「硬式と軟式の間」なのだが、なかなかイメージしづらい。ルールや使用する球場は硬式と同じで、見た目は普段目にする野球と何ら変わらない。大きく違うのはボール。見た目は軟式と同じゴム製だが、触ると硬球か、それより固いとも言われている。学生時代、練習の手伝いをしている最中に、逸れたボールに何度か当たった時は本当に痛かった。跳ね方自体は硬球と似ている。バットは硬式用の金属バットを使用する。
大学で準硬式野球部に入る人間は十人十色だ。高校時代甲子園に出場した者もいれば、中学以来の野球だったり、ほぼ初心者という者も。野球はやりたいけど、サークルほど緩くなく、硬式ほどガチガチじゃない、これが準硬式のいいところだ。私が在籍していた関学大の練習は月曜以外の週6日。これだけだと結構ガチにも聞こえるが、平日は授業優先な上、テスト前にも休みがあり「文武両道」にはうってつけだ。
リーグ戦は春と秋の2回で、毎年夏頃に行われる「全日本選手権大会」への出場を目指す。冒頭に出てきた「清瀬杯—」は全日本に出られなかった大学で争う“裏全国大会”だ。「全日本大学準硬式野球連盟」の前身である「全日本大学軟式野球連盟」が発足したのは1949年。今年で67年と実は歴史も長い。
[匿名さん]
専用グランドの有無や、本格的な指導者がいなかったりと、環境面で硬式に劣る部分は多い。その分重視されるのが選手の自主性。帝京大の鶴田投手と関学大の坂本投手のプロ入りは、その努力の結晶と言えるだろう。
母校の後輩でもある坂本投手は高校(関西学院高)時代、外野手で公式戦の出場はなかったが、準硬式で投手を始め、わずか2年で花開いた。「技術もだけど、人間的にも素晴らしい」と関学大の木村昭総監督が語る人柄と、自身の腕の関節の角度を研究しつくしたという熱心な姿勢が、最高の形で身を結んだといえる。プロに入れば順位も、どこに所属していたかも関係ない。準硬式の看板を背負って、超一流を目指してほしい。(記者コラム・筒井 琴美)
[匿名さん]
専用グランドの有無や、本格的な指導者がいなかったりと、環境面で硬式に劣る部分は多い。その分重視されるのが選手の自主性。帝京大の鶴田投手と関学大の坂本投手のプロ入りは、その努力の結晶と言えるだろう。
母校の後輩でもある坂本投手は高校(関西学院高)時代、外野手で公式戦の出場はなかったが、準硬式で投手を始め、わずか2年で花開いた。「技術もだけど、人間的にも素晴らしい」と関学大の木村昭総監督が語る人柄と、自身の腕の関節の角度を研究しつくしたという熱心な姿勢が、最高の形で身を結んだといえる。プロに入れば順位も、どこに所属していたかも関係ない。準硬式の看板を背負って、超一流を目指してほしい。(記者コラム・筒井 琴美)
[匿名さん]
準硬式野球ファンです。私も大学時代あるチームに所属していました。学業優先であるけれどレベルの高い野球を目いっぱいやりたい学生のは最高の環境・レベルだと思いますよ。みんな学生らしく頑張って!
[匿名さん]
もともと野球部はホモセクシャルが多い
、純球ともいわれる あせったり
不良っぽいひと、治療法。
[匿名さん]