🏖️ 鳥取市雑談

（２）

１９９２年、出世に興味のない米村はテスコという工場に就職し夜勤専属工員となり
仕事を休まずに働き続けていた。
狭い田舎だから米村の噂はリコーにも伝わった。
バブル崩壊でバブル批判が高まっていた時期なので出世に興味のない米村の評価は高まり
リコーの女の子達はますます米村に惹きつけられていった。
リコーの米村を好きな若い女の子達は、井上妬太郎に「米村さんはテスコで休まずに働いているそうですね」
と嫌味を言うようになり、井上妬太郎は非常に気分を害し、もともと井上妬太郎は統合失調症であり
「週休4日制」つまり「休みが多い！」会社のマスコミ報道で心理が歪められているのもあって
「米村のヤツは、うちの会社に報復する目的でテスコで休まずに働き続けてる」と被害妄想を抱くようになった。
ついに井上妬太郎は、リコーの出荷係長・戸田浩暗と共謀。
戸田浩暗はテスコの元請けの鳥取最大の工場鳥取三洋電機リビング事業部の管理職・北村呆助に
「米村は、うちの会社に報復する目的で、テスコで休まずに働いている。みんなが言っている」と伝えた。
三洋リビング事業部の管理職達は「下請のテスコの工員米村が仕事休まずに働いているのは
リコーに対する報復が目的。みんなが言っている」
という話を聞き「みんなが言っている」という話に驚き、井上妬太郎の被害妄想を信じ噂になった。
テスコの森騙安社長も元請けの三洋リビング事業部で広がっている「みんなが言っている」
という噂を信じ米村をしクビにした。

（３）

ところがこの馬鹿事件は発覚して地元鳥取市でスキャンダルになった。
リコーに頭の上がらない西汚鳥取市長も大喜びしたのは言うまでもない。

リコーや三洋と同業種の電機関係の工場に米村が女の子に大変もてるという噂が伝わり
面接担当者から嫉妬され面接に行くと断られた。
鳥取市の人々はリコーと鳥取最大の工場鳥取三洋の権力に怯え
米村本人には事実を教えず、米村は裁判を起こせなかった。
米村は泣き寝入りせざるをを得なくなった。
米村はインターネットを始め「仕事休まずに働いて僕がリコーに”報復”した」という噂を流されクビなったと訴えても
非現実的過ぎる噂のため、逆に米村がキチガイ扱いされた。
地元ムラ社会鳥取市民も地元大企業をキチガイ扱いするわけにはいかず
黙んまり込みを決めている。

米村は世界４０ヵ国以上を放浪した海千山千の強者だから
地元小市民と違って毅然と大企業と戦い続けている。