帯広三条高校(狩野康弘校長)でも放課後の講習や部活動に参加できない生徒が多い。また登校時には、最寄りの西帯広駅に午前7時18分着と早く到着しすぎてしまう課題も。こうした現状を踏まえ、同様の問題を抱える芽室高校と連名でJR北海道に要望書を提出した。要望書は帯広柏葉高も提出している。
16日に高校生の就職活動解禁を控え、各校では放課後に模擬面接などの対策を行うが、「代行バスを利用する生徒は参加が難しい」という声も聞こえる。
新得町在住で子どもが市内高校に通う保護者は「部活動をしているので、帰りは迎えに行っている。できたら帰りのバスを増やしてほしい」と望む。
道高校PTA連合会十勝支部の鈴木孝寿支部長は「代行バスの運行は早急に開始してくれてありがたかった」と感謝した上で「実情を踏まえ、複数便を出すなどの対応をお願いしたい」と話す。
JR北海道釧路支社は「要望を真摯(しんし)に受け止め、対応を考えていきたい」としている。